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【インタビュー】濃すぎる30代がMEGUMIにもたらした境地――「意味のないことを大切にしたい」

出産は2009年、27歳のとき。面白いのは出産後、この10年で子育てに奮闘しつつ、仕事をセーブするどころか、その量は増え続け、さらにその幅も広がりを見せていること。

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MEGUMI『上田家の食卓』/photo:Naoki Kurozu
MEGUMI『上田家の食卓』/photo:Naoki Kurozu 全 11 枚
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年齢と経験を重ね「いまこそが活動期」


作品の中で、上田家の面々は体に良いことや食習慣について、あれやこれやと食事をしながら会話を繰り広げる。MEGUMIさん自身、プライベートでは妻であり、母であり、この10年、仕事をしながら同時に家庭を築いてきた。仕事と家庭を両立させる上で大切にしていることは?

「共働きでこういう仕事をしていると、とにかく時間が不規則なんです。でも、もちろん子どもたちの生活もあるわけで…。それこそ、放っておくと私、どんどん仕事を入れちゃうんですよ(苦笑)。そういう生活の中で、唯一、家庭に立ち返ることができるのが、ご飯を作る時間なんですよね。お米を炊いて、野菜を切って、味噌汁を作って…すごくシンプルだけど、そこで自分なりにスイッチを切り替えています。だからこそ、忙しくても朝と夜はご飯を作るようにしているし、そこでどうでもいいことを話すようにしています」。

「それこそ、最初のうちは『あれもしたい』『これも面白そう!』って思ったら、全部自分でやりたくなってしまって大変だったんですが(苦笑)、そこから学んで、プロジェクト自体は増えているけど、そのぶん、周りの人の協力を得て、任せることを覚えて、ようやくここ数年、家族と向き合える時間もしっかりと確保できるようになってきました」。

MEGUMI『上田家の食卓』/photo:Naoki Kurozu
――20代後半からここ10年、これまでにないほど濃い時間を過ごしてきたという自覚があり、1年1年、年齢を重ねることを楽しんでもいるという。MEGUMIさん流の人生を楽しむ秘訣は?

「濃い10年でしたけど、やっぱりきついときもありましたよ。それこそ出産も、幸せなんですけど、(出産と育児で一時的に仕事をストップしたことで)どこか置いてけぼりになっているんじゃないかって感覚もあったし、女優としてなかなかやりたい仕事ができない難しい時期も経験しました」。

「ただ、そこで腐らず、絶対にうまくいくと信じて未来を思い描き続けてきて、いまがあるんだと思います。それは私一人の経験ではなく、周りを見てもそう感じます。だから、苦しいときに何とか踏ん張って…ってヤンキーっぽいですね(苦笑)、とにかくやれることを地道に少しずつでもいいから続ければ、その先に見えてくるものがあると思います」。

「年齢を重ねるのは楽しいですし、楽になりますね。昔は、やりたいことがあっても、どうすればいいかわかんなかったけど、さすがにこの世界に20年もいると、『こうすればいいよ』とか『こういう人がいるよ』ってつながりが生まれてくる。いま、ちょうど同世代が世の中を動かす中心になってきて、いまこそが活動期なんだなという感じで(笑)、濃い日々を送っています!」

「上田家の食卓」第2話<防災グッズ篇>【ネスレシアター】



『上田家の食卓』は、無料のWEB映画館「ネスレシアター」で、全5話を順次配信。
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《text / photo:Naoki Kurozu》

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