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本作の舞台は2003年、バブル崩壊後の建設業界。ある日、アニメ「マジンガーZ」の出撃シーンで目にする地下格納庫兼プールを、“現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるのか?”を、マジンガーZが格納されている光子力研究所の所長・弓教授から発注を受けた……というテイで検証するウェブ連載がスタート。
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高杉さん演じる若手会社員・土井航は、いやいやながらプロジェクトに携わっていくうち、社内外の技術者たちの熱意、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う姿を目の当たりにして、“意味のないこと”だと思っていた業務に本気で取り組んでゆく。
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そんなファンタジー世界からの受注という奇想天外な企画を立案した破天荒な上司には、お笑いタレントの枠を越え多彩な活躍をみせる小木博明(おぎやはぎ)。その上司に翻弄されながらも、マジンガーZの格納庫の建設に挑む…というテイのブログを作るべく奔走するファンタジー営業部のメンバーとして、俳優、タレント活動のほか、歌手としても幅広く活躍する上地雄輔、劇団「ヨーロッパ企画」に所属し、個性的な演技で圧倒的な存在感を放つ本多力、そして朝ドラや大河ドラマにも抜擢され、大ヒット公開中の『愛がなんだ』の主演で注目を集める最旬女優・岸井ゆきのが登場する。
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小木博明「下手とか思っては駄目です」
最初に内容を聞いた時に、ファンタジーか…と思ったのですが、よくよく聞いてみると、僕が何よりも大好きな実話を基にした映画だということで、がぜんやる気になりました。さらに僕の役柄のモデルとなった方にもお会いして忠実に役作りをさせて頂きました。だから、映画を観る方にご理解頂きたいのですが、下手とか思っては駄目です。
上地雄輔「初めましての方が多い現場」
初めて顔合わせる際に、多くのスタッフが楽屋に来てくださったのですごくこの作品に対する気持ちを感じました。ここまでスタッフさんや共演者の方と初めましての方が多い現場もこの20数年間無かったので、どういう作品でどういう現場になるのか楽しみな気持ちと、初心にかえる気持ちで撮影に臨もうと思いました。
本多力「キャストを見て『どんな組み合わせ!?』」
舞台化のときに思った「あの作品が舞台に!?」という驚きを超える「あの作品を映画に!?」という驚きがありました。キャストを見て「どんな組み合わせ!?」と更に驚きました。映画観て「こんなことに熱くなってる人達がいたんだ!?」と驚いて欲しいです。
岸井ゆきの「SFですか! え?ウェブで…?」
マジンガーZの格納庫を作ろう、って、SFですか! え?ウェブで…? 最初はあまり意味が分からなかったのですが、大人のの自由研究みたいで面白そうだな、と思いました。実際に設計図や模型、掘削などを目の当たりにすると、もー少年の心が騒いで、「興味がなさそうなエモト」というト書きを忘れてうっかりワクワクしてしまうほどでした。
なお、本作はモデルとなった前田建設工業株式会社をはじめ、日立造船株式会社、株式会社栗本鐵工所、株式会社前田製作所と、実在する企業の協力のもとに完成。各企業施設のほか、静岡県川根本町の長島ダム、福島県のいわき市と田村市をつなぐ県道吉間田滝根線広瀬1号トンネル工事など実際のインフラや施工中の現場などでもロケを行い、スケールを感じさせる作品となっている。
『前田建設ファンタジー営業部』は2020年、全国にて公開予定。