本作は、フランスで200万人を動員した世界的ヒット作『ぼくの好きな先生』や『パリ・ルーヴル美術館の秘密』などで知られ、フレデリック・ワイズマンらと並ぶ現代ドキュメンタリー最高峰のひとりニコラ・フィリベール監督の最新作。2016年に救急救命室に運ばれ一命をとりとめた監督が、医療関係者、特に看護師と共に映画を撮ることを決意し生まれた。
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『ぼくの好きな先生』(’02)では小さな村の小学校の13人の生徒たちとたったひとりの先生の日々に、『音のない世界で』(’92)ではろう学校の生徒たちや教師たちの世界に寄り添い、小さくも多様な日常の中にあるかけがえのない瞬間を、優しさに溢れた眼差しで捉えてきた彼の11年ぶりとなる待望の日本公開作となる。
この度解禁となった予告編に映し出されるのは、パリ郊外の看護学校で学ぶ、年齢、性別、出身も異なる多様な生徒たち40人の150日間。
手に汗握る採血や抜糸、ギブスを外すのも全てが初体験。まだ頼りになるとは言い切れないが、“誰かのために働く”ことを選んだ看護師の卵たち。やがて様々な実習の現場で、患者と自分に向き合いながら、悩み、時に笑い、苦しみながらも、成長していく。彼らの姿が“人生は学びと喜びに溢れている”ことを教えてくれる予告編となっている。
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また、日本版ビジュアルは、看護師の卵たち40人それぞれの授業風景の写真をメインに、「つまずいたり、悩んだり、笑ったり。」というコピーが、人生そのものへのエールを感じさせるものに。
「私は、この時代に“他者のために働く”という道を選んだ若者たちを撮影したかったのです」とフィリベール監督。公開に先駆け、10月8日(火)~10(木)に来日することも決定している。
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『人生、ただいま修行中』は11月1日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。