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大ヒットを記録したクリストファー・ノーラン監督による映画『ダンケルク』('17)で、英国陸軍兵トミーと行動を共にする謎の無口な青年ギブソンを演じ、日本でも広く知られるようになったアナイリン。
今後の待機作には、主演アンセル・エルゴートの友人役として出演するドナ・タートの世界的ベストセラー小説の映画化作品『The Goldfinch』(原題)や、女性初のノーベル賞受賞者として名高い物理学者キュリー夫人の伝記映画『Radioactive』(原題)などがあり、“陰キャ”がハマる俳優として注目を集めている。

まず本作の脚本で惹かれた部分を問われると、「ブラックコメディーは脚本が難しいけど、監督と脚本のトム・エドモンズは楽しみながら書いたと感じたんだ。とてもダークでウィットにも富んでいて、笑える瞬間だってある! 物語を語るのが上手なんだ。ウィリアムという複雑な主人公の役にも挑戦しようと思えた」と、脚本も手掛けたトム・エドモンズ監督に対して大絶賛。

また、英国が誇る名優で大先輩、本作でもう一人の主人公“クビ寸前の殺し屋”を演じたトム・ウィルキンソンについては「トムは精力的な人で、彼の人柄や役作りはとても勉強になったよ。この業界の経験が豊富だから、たくさん僕の意見を聞いてくれたんだ。イギリスの名優と共演して、動きを確認したり新たな表現を探したんだ」と語り、名優との共演で彼自身がレベルアップした様子だ。

そして最後に、本作を観る観客に向けて、「真剣に物語と向き合って欲しい。同時にリラックスして楽しんでもらいたいね!」とコメント、「本作を観て、笑ってくれたり、何かを考えるきっかけにしてくれたら嬉しいな」と、真剣な眼差しで率直に語ってくれた。
『やっぱり契約破棄していいですか!?』はヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。