そのほかにも、不良少年がピアノと出会ったことで変わっていく『パリに見出されたピアニスト』、世界最高峰のコンクールに挑む4人のピアニストを描いた『蜜蜂と遠雷』と、音楽に魅了され、全てを音楽に捧げた作品が続々。“芸術の秋”にぴったりな、数々の名曲に彩られた熱い音楽映画3作品をご紹介。
裏切り、バッシングを乗り越え…『レディ・マエストロ』(9月20日公開)
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1926年、ニューヨーク。「女性は指揮者になれない」といわれた時代に、オランダからの移民アントニア(クリスタン・デ・ブラーン)は誰にも負けない音楽への情熱で指揮者になる夢を諦めない。出生の秘密、恋人(ベンジャミン・ウェインライト)の裏切り、女性指揮者への激しいバッシングなど、彼女を襲う様々な困難を乗り越えていく。女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコの半生をマーラー「交響曲第4番」、ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」など、数々の名曲が奏でられる勇気と感動と驚きに満ちた実話。
路地裏の天才が“本物”に出会う…『パリに見出されたピアニスト』(9月27日公開)
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パリの駅に置かれた1台のピアノで警察の目を盗み、演奏するのが楽しみの不良少年マチュー(ジュール・ベンシェトリ)。ある日警察に捕まったマチューは、名門音楽学校での清掃の無償奉仕を条件に釈放される。音楽学校でディレクターを務めるピエールはマチューの才能を見抜き、ピアノ教師のエリザベスも巻き込みながらマチューをピアニストにする夢を抱く。初めは反抗的な態度をとっていたマチューも次第に真剣に音楽へ向き合うが…。「のだめカンタービレ」で日本でも広く知られるようになったラフマニノフの「ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18」などクラシックの名曲の数々が、本作をドラマチックに盛り上げる。
松岡茉優×松坂桃李×森崎ウィン×鈴鹿央士が競演…『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)
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ピアノコンクールに挑む4人のピアニストを描いた恩田陸の同名小説を実写映画化。ピアノが弾けなくなった元・天才ピアノ少女の亜夜役を松岡茉優、妻子持ちで出場年齢制限ギリギリの明石役を松坂桃李、名門音楽院に在籍し完璧な技術を持つマサル役を森崎ウィン、突如現れた謎の天才少年の塵役を新人の鈴鹿央士が演じている。国際ピアノコンクールの舞台に、それぞれの想いをかけた熱い戦いが始まる。果たして、音楽の神様に愛されるのは誰か?
実力派ソリスト・河村尚子をはじめ国内外で活躍するピアニストたちが劇中で奏でられる最高峰の演奏を担当。宮沢賢治の同名の詩をモチーフにし、劇中でコンクール曲となるオリジナル楽曲「春と修羅」は、国際的に評価の高い作曲家・藤倉大が手掛けている。