本作は、オランダでTV映画として製作されたが、放映後に大反響を呼んだため急遽劇場公開されたという話題作。シアトル国際映画祭をはじめ数々の国際映画祭で喝采を浴び、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ポーランド、台湾、韓国とアジアでも次々と公開された。
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思春期の少年同士の淡いラブストーリーを描いた本作は、第33回オランダ映画祭でオランダ映画批評家賞と最優秀助演男優賞の2冠に輝き、最優秀主演男優賞にもノミネート。注目の若手俳優ヘイス・ブロームとコ・サンドフリットが、大人になる一歩手前の思春期の少年同士の恋を初々しく演じている。
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今回のポスタービジュアルは、繊細で美しいシーヘル役のヘイス・ブロームと、あどけなさと男らしさが混在するマーク役のコ・サンドフリットが二人並んで座っており、視線を合わせなくとも、互いの気持ちがいまにも溢れ出してしまいそうなビジュアル。
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予告編は、15歳の少年たちが織りなす、淡く眩しいひと夏の青春ラブストーリーの世界観を美しくも儚く映し出している。
ストーリー
陸上部に所属するシーヘルは、チャンピオンシップ大会に向けて結成された強化チームに選ばれ、同じく選手として選ばれた自由快活で爽やかな少年マークと出会う。ある日、練習の後、チームメイトと泳ぎに出かけ二人きりになったシーヘルとマークとはお互いに引き寄せられるようキスをしてしまう。
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ガールフレンドのイェシカと会っていても、シーヘルの頭の中にはマークが浮かんでばかり。その気持ちが友情なのか愛情なのか自分でもよくわからない。戸惑うシーヘルをよそに、マークはシーヘルに自分の感情を大胆に、まっすぐに伝えてくる。どうしていいかわからないシーヘルは徐々にマークを避けていくが、チャンピオンシップ大会の前日ついに二人は喧嘩してしまう。生まれて初めて芽生えた抱えきれない自分の気持ちにシーヘルは胸を締めつけられる。たった1度の15歳の眩しい夏、少年は本当の恋を知る――。
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『BOYS/ボーイズ』は11月15日(金)より「のむコレ」にてシネマート新宿ほか、全国にて順次公開。