「脳」という神の領域に踏み込むゴッドハンドたち。完璧を求められ、成功が当たり前とされる手術の天才。そんな天才たちが我が身を削り、追い求めるその先にあるものは“トップナイフ”。脳外科を仕切る“女帝”は家族を捨て、世界的な技術を持つ“天才”は愛に飢え、“秀才”は天才に勝てない嫉妬が彼を襲い、そして勉強だけの“ド新人”は恋に落ちる――。
超一流の技術と誇りを持ちながらも、どこか不器用でいびつな医師たち。患者を救うために、天才医師たちは何を手放したのか。神の技術と人間の苦悩や葛藤を描くリアル・ドクターストーリーが幕を開ける。
本作は、脳外科という外科医の中のトップ、「手術の天才」ばかりが集う場所を舞台に、医師という生き様に焦点を当てたドラマ。手掛けるのは、「救命病棟24時」「医龍-Team Medical Dragon-」「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズなど、医療ドラマを牽引する脚本家・林宏司、「女王の教室」など数々の問題作を生み出す大塚恭司(演出)といったヒットメーカーたちだ。
主演の天海さんが演じるのは、東都病院脳神経外科、脳動脈瘤のスペシャリストの深山瑤子。部長・今出川から脳外をまとめるように言われる、管理職的役割だ。脳外科医の責任と重要性を自覚して、患者の命を第一に考えているが、その裏では家族を捨てたという罪悪感を抱えている…。

初めて演じる脳外科医という役について天海さんは「今、色々と調べている最中なんですが、少し調べただけでも長時間労働、勉強と緊張の連続、熟練した脳外科医の余命はとても短いなど、厳しい現状が浮かび上がりました。様々を踏まえ、お芝居に活かせたらと思っています」と意気込み。
ヒットメーカーたちとのタッグについても「林さんの持つ視点、書かれる台詞一つ一つ、とても彩り豊かで心に響きます。ちょっと笑えるところも、とてもセンス良くて、悔しい(笑)いつも、それより面白くしたい!負けたくないと思ってしまうんですよね(笑)」「大塚さんの演出は、細部まで計算されていて、演じる側としても、いつも幾つもの発見があります。今回も、そんな瞬間を楽しみにしています」と期待。
さらに本作には、自分第一主義のスター脳外科医、実技がからっきしダメな新人とうわさされる恋愛経験ゼロの研修医、天才を自称する脳神経外科医など一癖ありそうな人物たちが登場。そんなまだベールに包まれた共演者について、天海さんは「これから次々発表になるであろう、素敵で頼もしい共演者の皆様と『トップナイフ』を作りあげられたらと期待に胸を膨らませています。あー、早く皆様にお伝えしたい!素晴らしい共演者の皆様を!」と語っており、続報が気になるばかりだ。
新土曜ドラマ「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」は2020年1月、日本テレビにて放送予定。