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2014年、世界規模のプロレス団体WWEで起きた女性ファイター・ペイジ(サラヤ・ジェイド・ベヴィス)の奇跡の実話を基に、英国ワーキングクラスの家族を愛情たっぷりに描く本作。

“本人役”で出演するドウェインが映画化を熱望した本作では、製作を手掛けた「Film4 Productions」も非常に大きな役割を果たしている。
『トレインスポッティング』から『女王陛下のお気に入り』まで賞レース常連

同社が近年に手掛けた作品には、今年2月の第91回アカデミー賞でオリヴィア・コールマンが主演女優賞を受賞した『女王陛下のお気に入り』('18)、前年の第90回アカデミー賞にて主演女優賞と助演男優賞を獲得した『スリー・ビルボード』('17)、アカデミー賞受賞はならなかったものの、ルーニー・マーラがカンヌ女優賞を獲得するなど受賞数を伸ばした『キャロル』('15)など。
ブラッド・ピットの「PLAN B」と共同製作し、第86回アカデミー賞で作品賞、助演女優賞、脚色賞を受賞した『それでも夜は明ける』('13)、メリル・ストリープに2度目のアカデミー賞主演女優賞受賞をもたらした『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』('11)といずれも賞レースを席巻。
なかでも、第81回アカデミー賞にて作品賞含む8部門を受賞した『スラムドッグ$ミリオネア』('08)は多くの人の記憶に残り続けている。さらに遡ってみても『ショーン・オブ・ザ・デッド』('04)、『モーターサイクル・ダイアリーズ』('04)、『エリザベス』('98)と英国含む各国でスマッシュヒットを記録した映画が続き、英国北部の失業者たちが男性ストリッパーを目指す『フル・モンティ』('97)や、いまやハリウッドの人気俳優の仲間入りをしたユアン・マクレガーの出世作『トレインスポッティング』('96)も「Film4 Productions」が製作。

同作は、ヘロイン中毒の若者たちの日常を音楽に乗せて生々しく描き、全世界で人気を博したほか、20年ぶりの続編として『T2 トレインスポッティング』が“当時のオリジナルメンバー集結”で2017年に公開されたことも記憶に新しい。
映画ファンから絶大なる信頼を寄せられ、コアなファンでなくとも“知られた”“観られた”作品を作り続けてきた「Film4 Productions」。そんな会社の新作とあれば、本作も期待せずにはいられない。

『ファイティング・ファミリー』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。