外科医の中でも最も高度な技術が要求される“脳外科医”たちにスポットを当てたリアル・ドクターストーリーとなる本作。
東都病院脳神経外科の脳外科医・深山瑤子を天海さんが演じるほか、“世界のクロイワ”と呼ばれるスペシャリスト・黒岩健吾を椎名桔平が、誰にも心を開かない自称“天才”医師・西郡琢磨を永山さんが、新人脳外科医の小机幸子を広瀬アリスが、脳神経外科部長の今出川孝雄を三浦友和がそれぞれ演じ、優秀な看護師の小沢真凛役に森田望智。看護師の犬飼剛役に福士誠治、BAR「カサブランカ」のマスター・来島達也に古川雄大といったキャスト。
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※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
救急搬送された記憶のない女性患者(中尾ミエ)は西郡の母親・喜和子だった。喜和子は女性心臓外科医の第一人者だったが、2年前に脳腫瘍を発症。西郡は自ら志願して困難な手術に臨むが、その結果喜和子は記憶を無くして徘徊を繰り返すようになったという。西郡の妹・千春(三浦透子)は手術ミスのせいで喜和子の人生が台無しになったと西郡を責めていた。
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黒岩は西郡が切除しきれなかった腫瘍が喜和子の“逆向性健忘”を引き起こしている可能性に触れ、自分なら手術できると西郡を強く批判。2人は険悪な関係になる…。
一方、東都病院に60代の男性・山口(本田博太郎)が幼馴染みの内田(綾田俊樹)を連れてやってくる。内田は記憶が3分しかもたず、自分が33歳だと思い込んでいた。彼を親身に世話する山口だがバッグの中に包丁を隠し持っていた…というのが今回の物語。
黒岩に頭を下げ喜和子を執刀してもらう西郡。1分だけ心臓を止め腫瘍を取り止血する…“世界のクロイワ”の腕を見せつけたこのシーンに「黒岩先生のオペめっちゃかっけー!」「頭と手先が別物としか思えない」など感嘆の声が上がる。
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黒岩の手術が成功し喜和子は記憶を取り戻すのだが、目覚めた喜和子が西郡に放った言葉は「やっぱり才能ないねぇ」というもの。これには「やっと息子だと認識してもらえたと思ったら」「永山絢斗のお母さんが目を覚ましたところの子供みたいな表情からお母さんのひと言で固まる顔がすごかった」「西郡先生が切な過ぎるよ」「流石に西郡先生も心折れちゃう」など同情する声も多数寄せられている。