【MOVIEブログ】映画館でプロポーズ
もうすぐバレンタインデーですね。
個人的には全く興味のないイベントですが、チョコレートは好きなんで世界の名作チョコが世に溢れるので、その点だけは嬉しいです。
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個人的には全く興味のないイベントですが、チョコレートは好きなんで世界の名作チョコが世に溢れるので、その点だけは嬉しいです。
先日、「ニューヨークの魔法シリーズ」と言われている、New York好きにはたまらない人気エッセイシリーズの作者である岡田光世さんの講演に行ってきました。「ニューヨークの魔法シリーズ」は作者の岡田さんがNew Yorkの街角で出会う人々との心温まる交流を優しくユーモラスに、でも時に泣けてしまうようなタッチで描いたエッセイで、New Yorkの写真なんかもあったりするので、New Yorkでロケが行われた映画は内容に関わらずチェックしてしまうNYフェチの僕にはたまらないシリーズでした。講演は岡田さんが如何にしてバレンタインデーを楽しんで人生を楽しむか、というような内容だったのですが、最後にNew Yorkで話題になったビデオを流してくれて、これが最高にNew Yorkっぽくってあやうく落涙しそうになりました。
動画サイトのVimeoで「GO LOVE」(Nick Smatt)ですぐに出てくる3分ほどの動画で、New Yorkの地下鉄である薔薇が座席に置かれていて、そこには下記のようなメッセージが添えられています。薔薇を拾った乗客たちがそれを読むと、そこから乗客同士の薔薇の渡し合いが始まって、地下鉄内で交流が生まれるという映像なんですが、これが実にNew Yorkっぽい。New Yorkって本当にこういう街なんですよね。アメリカ一の大都会で、人種のるつぼで様々な人が暮らしていて、みんながみんな自分のことで精いっぱいで、たとえ街角で出会ったとしてもその後一生会わない可能性の方が圧倒的に高くて、でもそんなことは気にしない冷たい印象があるかと思いきや、ちょっとした、本当にちょっとしたきっかけがあるだけで、人種や言語を軽々と越えて心を通わす温かい交流が生まれる、岡田さん言うところの「世界一お節介で、図々しくて、でも泣きたくなるほど温かい」街なんです。
It’s not who you love.
It’s that you love.
Give this rose to someone on this subway that doesn't have one.
Happy Valentine’s Day.
誰を愛するか?ではなく、
大切なのは愛するということ。
この薔薇を地下鉄の中でこれを持っていない人に渡してください。
ハッピー・バレンタイン
ちなみに、岡田さんの話でNew Yorkでは映画のエンドロールの後でプロポーズのメッセージが流れることなんかもあるそうで、こういったサービスは日本の映画館でもやってみても面白いんじゃないですかね。そうすれば、その人たちにとって人生の記念に残る場所になるわけで、その映画館にも思い入れが深まって、より足繁く通うようにもなるというものでしょう。絶対にそうなりますって。だって、僕がそういう一人でしたから。
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