外科医の中でも最も高度な技術が要求される“脳外科医”たちにスポットを当てたリアル・ドクターストーリーとしてこれまで様々な症例を解決する姿を描いてきた本作。
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天海さんが東都病院脳神経外科の脳外科医・深山瑤子に扮するほか、椎名さんが“世界のクロイワ”と呼ばれる黒岩健吾を、広瀬さんが学校の成績は常にトップだったが実技は上手くできない新人脳外科医の小机幸子を、永山絢斗が自称“天才”だったが凡人であることを受け入れた西郡琢磨を、三浦友和が脳神経外科部長の今出川孝雄をそれぞれ演じる。
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※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
幸子が担当する脳出血の患者・前川(金田明夫)は、麻痺した腕を他人の腕と思い込む“エイリアンハンド”と診断される。前川には左腕が若い女の姿に見えている様子で、しかも“あつこ”と名付け、妻の純子(原日出子)に対し「離婚してこの人と一緒になる」とまで言い出す。
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その様子を見た純子は、たとえ幻覚であっても若い女にうつつを抜かす夫の裏切りにショックと怒りを感じ「復讐」だと言って手術の同意書を拒絶する。今出川から前川の問題を自力で解決しろと強い口調で言われ、幸子は必死に資料を探す…というのが今回の物語。
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もともと病理医になりたかったが、今出川の推薦で脳外科医にやってきたという幸子。今出川に来ては見たものの「思うようにいかない。役に立たない」と悩みを打ち明け、自らがコミュニケーションが下手で、人との距離感がわからないことを告白する…。これまでとは違うシリアスな一面を見せた幸子に「小机先生のハイテンションの理由が明かされる」「小机先生、そんな悩みが…」など視聴者からも驚きの声が上がるほか、「人との距離感に正解なんてないんだよ」と励ましの声も送られる。
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そして黒岩も息子の保に対する父性が芽生えたようで、手術の後夜の街に繰り出そうとするも、考え直し帰宅。子どもと触れ合いの時間を作るのだが、そこでの食事がなんとお茶漬けとワイン。これには視聴者から「えーっ、赤ワインと茶漬け!!」「赤ワインにお茶漬け(笑)」などのツッコミが殺到している。
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