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亡くなった母親を待つ少女を描いた名作『ポネット』、23年ぶりにリバイバル公開

「不滅の映画をみよう。」を合言葉に、配給会社とユーロスペースほか全国のミニシアターが取り組んでいるリバイバル企画「theアートシアター」の第3弾として、『ポネット』のリバイバル公開が決定した。

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『ポネット』 (C) 1996 StudioCanal - Les Films Alain Sarde - Rhone Alpes Cinema
『ポネット』 (C) 1996 StudioCanal - Les Films Alain Sarde - Rhone Alpes Cinema 全 1 枚
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「不滅の映画をみよう。」を合言葉に、配給会社とユーロスペースほか全国のミニシアターが取り組んでいるリバイバル企画「theアートシアター」の第3弾として、『ポネット』のリバイバル公開が決定した。

交通事故で母親を失った4歳の少女ポネット。突然の出来事にその死を受け入れられない。叔母の家に預けられ新たな生活が始まるが、ひたすら母の帰りを信じ、祈り続ける。そんな少女に周りの大人たちは「死」を教えようとするが、ポネットはますます自分の世界に閉じこもる…。

1997年のロードショーでは、メイン館でいまでは考えられない33週のロングランを果たし、12万8,000人の動員を記録、1館で興行収入2億円を超える大ヒットとなった本作。泣くわけでもなく、駄々をこねるわけでもなく、ひたすら亡くなった母を待つ少女に、観客は心を揺さぶられ、とめどない涙をこぼした。

ポネットを演じたヴィクトワール・ティヴィソルは、史上最年少でヴェネチア国際映画祭主演女優賞を受賞。本作は、彼女に寄り添ったジャック・ドワイヨン監督の演出の手腕が光る感動作だ。

ポネットの母親役には非業の死をとげたマリー・トランティニャン、父親役には監督としても活躍するグザヴィエ・ボーヴォワ。撮影はゴダールとのタッグでも知られるカロリーヌ・シャンプティエが務め、日本語字幕は一昨年逝去した寺尾次郎が担当。名手たちが作り上げた本作が、23年ぶりに4Kレストア版で美しく蘇る。

『ポネット』は5月下旬より、ユーロスペースにてリバイバル公開。

《text:cinemacafe.net》

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