1993年、パリ。両親からビデオカメラを贈られた13歳のマックスは、家族や友人たちとの日々を撮り始める。25年後、撮りためた映像をふり返り、編集する。そこには、エマと初めて会った日のこと、いつも一緒だった仲間たち、そして彼の全てが記録されていた。素直になれず、大切なものを手放してしまったマックスは、新たに「映画」のラストシーンを準備する――。

25年にわたり撮り続けたホームビデオの映像をつないでふり返る手法で、当時の時代の空気感をリアルに再現した本作。主演を務めるのは、『ピッチの上の女たち』などにも出演する人気コメディアン、マックス・ブーブリル。盟友アントニー・マルシアーノ監督のアイディアに惚れ込み、共同で脚本も手掛けた。
フランス中から10代~30代の“そっくり”キャストを選出

今回解禁となったポスタービジュアルには、「青春を巻き戻せば、そこにはいつも君がいた。」というコピーが添えられ、1994年、2000年、2015年、その時々で主人公マックスを囲む仲間たちとの写真が並ぶ。この4人の仲間がまるで実際に成長していったかのような違和感のないキャストたちも本作の見どころの1つとなっており、製作陣がフランス全国を探し回り、10代、20代、30代、それぞれを演じるキャストを9か月かけて選出したという。
過去の映像をつなぐということは、単なる事実の羅列ではない。「観る人が同じように25年間を追体験し、当時の自分に戻るような体験をしてほしかった」と監督は語っている。
ジャミロクワイの大ヒット曲や、初優勝したフランスサッカーW杯といった1990年代の懐かしい出来事、21世紀へのカウントダウンなど、様々な出来事を紡ぎながら、誰しも味わった経験があるだろう青春時代の“後悔”と向き合い、新たな一歩を“再生”する物語が誕生した。
『PLAY 25年分のラストシーン』は6月5日(金)よりシネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。