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16歳で出会ったK(リウ・イーハオ)とクリーム(アイビー・チェン)は、お互いに身寄りがなく、長い間、一緒に暮らす親友にして唯一の家族。Kはどんなにクリームを大切に想い、愛していても決して恋人になることはできない秘密があった。余命僅かな運命を背負うKは、クリームが再び孤独と悲しみを味わうことがないよう密かに“準備”を始めるのだが…。
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K役を演じるのは、台湾の俳優リウ・イーハオ。これまでに彼が出演してきたラブコメとは一線を画す本作では、孤独と悲しみを心に秘めた役を演じているが、「Kは勇気がある男。演じているときは深い孤独を感じたんだ。Kになりきろうと努力したけど、できなかった…自分の弱さを思い知らされたな。演じる中で死を前にして、もっと生きたいと思った」と、Kを演じる難しさを告白。
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また、愛するクリームの結婚式のシーンでは、「個人としては受け入れがたいことばかり。クリームの幸せを願っていたし、彼女の花嫁姿も見たかった。でも、新郎は自分じゃない!ゾッとするよ!」と撮影を我がことのようにふり返り、「愛する人の手を引いて他の男に渡すなんてつらすぎる。だから本当に泣いて…。無理だ。できないと思った」と、本シーンで見せる涙が本物だったことを明かした。
これほどまでに役にのめり込んだリウ・イーハオについて、ギャビン・リン監督は、「彼は笑顔の中にも悲しみを込められる役者。特別な魅力があり、彼の笑顔は観客の心に残るんだ」と、その演技を称賛。今回届いた映像では、スクリーンで見せる切ない表情の合間に、お茶目な素顔を覗かせている。
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『悲しみより、もっと悲しい物語』は4月3日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。