1996年、ゲームボーイ向けに発売された「ポケットモンスター 赤・緑」から始まった“ポケモン”は、翌年春にTVアニメ化。様々な派生作品やキャラクター商品が展開され世界を席捲。2016年夏にはスマホの位置情報を利用して現実世界で“ポケモン探し”が楽しめる「Pokemon GO」が大ブームとなったのも記憶に新しい。そんなポケモン派生ゲームの1作「名探偵ピカチュウ」をベースに実写映画化したのが本作となる。

舞台は人とポケモンが共に寄り添いながら暮らす街・ライムシティに、ポケモンに関わる捜査へ向かったきり戻らなかった父・ハリーを探すティムがやってくる。ティムは父と同僚だったヨシダ警部から「お父さんが事故で亡くなった」と連絡を受け、この街へとやってきたのだ。
荷物整理のため父の部屋へ向かったティムは、稲妻のような尻尾、赤い頬、鮮やかな黄色い毛、ふわふわボディの名探偵ピカチュウと出会う。自分にしか聞こえない人間の言葉を話す名探偵ピカチュウはかつて父の相棒だったという。ティムはピカチュウと手を組み、父親が関係している事件の謎に挑む…という物語。

アニメではキュートな声のピカチュウだが、本作ではかわいい見た目とは裏腹に中身は“おっさん”。そんな名探偵ピカチュウを演じるのは『デッドプール』でお馴染みのライアン・レイノルズ。吹き替え版では西島秀俊が演じている。
またピカチュウと“バディ”を組んで父の行方を捜すティムを『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のジャスティス・スミスが演じ、吹き替えを「テセウスの船」で多くの視聴者を感動の渦に巻き込んだ竹内涼真が担当。竹内さんはポケモントレーナー役でカメオ出演、ハリウッドデビューも果たした。

またヒロイン・ルーシーには『パラノーマル・アクティビティ4』のキャスリン・ニュートン。こちらの吹き替えキャストには『惡の華』や『シライサン』の飯豊まりえが起用。
またライムシティ警察の刑事役で渡辺謙が出演、渡辺さんは吹き替え版でも本人が声を担当。そのほかミュウツーの声には山寺宏一/木下紗華といったキャスト。

金曜ロードSHOW!『名探偵ピカチュウ』は5月22日(金)今夜21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠で本編ノーカット地上波初放送。