オンラインのトニー賞授賞式、全米で拡大中の抗議デモを受け延期に
黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官に首を膝で押さえつけられて死亡した事件をきっかけに、全米各地で人種差別への抗議デモが広がっている。
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これを受け、6月7日にオンライン開催を予定していたトニー賞の特別イベントが延期を発表した。同イベントは、新型コロナウイルスの影響で舞台を観られない観客のために立ち上げられた動画配信サービス「ブロードウェイ・オン・デマンド」が先頭に立ち、本来のトニー賞の主催者「アメリカン・シアター・ウィング」と「全米劇場プロデューサー連盟」のサポートにより開催するはずだった。また、新型コロナウイルスの大打撃を受けた演劇界のための募金イベントとしての役割も担う予定だった。
「ブロードウェイ・オン・デマンド」のCEOは、「私たちはジョージ・フロイド、アマード・アーベリー、トニー・マクデイド、ブリオナ・テイラーの無意味な死に悲しみ、怒っています。また、社会に浸透している人種差別主義と不公平さに落胆しています」と心境を語り、「『Black Lives Matter』(黒人の命は大切だ)運動を支持する」と表明した。
オンライン上でのトニー賞授賞式がいつに延期されるかはまだ発表されていない。
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