浜崎あゆみの歌詞に秘められた想いとは…ドラマ「M」“怪演”“ドロ沼”だけじゃない魅力

ドラマ「M 愛すべき人がいて」は、俳優陣の怪演やそれを引き出す脚本・演出の妙に注目が集まっているが、物語の鍵となるのは主題歌「M」をはじめとする平成の歌姫・浜崎あゆみの数々の名曲たち。

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「M 愛すべき人がいて」第1話(C)テレビ朝日/ABEMA
「M 愛すべき人がいて」第1話(C)テレビ朝日/ABEMA 全 16 枚
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テレビ朝日とABEMAの共同制作によるドラマ「M 愛すべき人がいて」は、俳優陣の怪演やそれを引き出す脚本・演出の妙に注目が集まっているが、物語の鍵となるのは主題歌「M」をはじめとする平成の歌姫・浜崎あゆみの数々の名曲たち。

90年代、激動の音楽業界をふり返りながら、音楽プロデューサー「マックス・マサ」の言葉に背中を押されて生まれた各曲から、そこに秘められた主人公・アユの過去が明かされる点も大きな見どころとなっている。

第1話 アユ、マサとの運命的な出会い…


「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.
2001年の渋谷スクランブル交差点、「Boys & Girls」「SEASONS」、そして「M」のMVが大型ヴィジョンを占拠している場面から始まる第1話。その頃、海を見つめるアユ(安斉かれん)は、「ファンが待っています」とマネージャー・野島(河北麻友子)から声をかけられる――。

歌姫になる前、かつてのアユが初めてマサ(三浦翔平)と出会ったのは六本木のディスコ「ベルファイン」。コースターに書いた電話番号を渡されたアユは、マサからの7回目の電話で初めて2人で会う約束をする。

【appears】初めての電話は 受話器を持つ手が震えていた


「M 愛すべき人がいて」第1話(C)テレビ朝日/ABEMA

【appears】7回目の電話で 今から会おうよって


これは、ABEMAで配信中の「第1話:【伊集院光と古市憲寿】副音声リミックスver.」でも“エイベックス通”古市さんが指摘したように、11thシングル「appears」に登場する歌詞そのまま。本作に散りばめられたフィクションやオマージュの中に、リアルが存在することを暗示するシーンだ。

また、マサから女優やタレントよりも歌手になったほうが良いと言われたアユは、「目の前の人に伝えろ。目の前の人を震わせるんだ」とのマサの言葉を胸に刻む。続くシーンでは、数万人を前にしたライブでタイトル曲「M」を歌うアユが、このときのマサの言葉を思い出し…。

「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.

【M】今日もきっとこの街のどこかで
出会って目が合ったふたり 激しく幕が開けてく


マサの前で歌うことを重ねるうち、「歌うことがだんだん好きになってきました」と言うアユ。それを聞いたマサが「お前が歌っている姿はずっと見ていられる」と微笑む。

【M】今日もまたこの街のどこかで
別れの道 選ぶふたり 静かに幕を下ろした


そんな2人に重なるのが、今後の運命を匂わせるような対照的な歌詞なのもポイント。


第2話 アユは“ダイヤの原石” …輝きだすことはできるのか!?


「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.
「アユをうちにください」、当時アユが所属していた中谷プロ社長(高橋克典)に対するマサの土下座から幕を開ける第2話。「アユはダイヤ…。アユはダイヤになる。ダイヤになる!」と力強く宣言するアユに、マサはニューヨークで最高のトレーニングを受けることを薦める。「俺を信じろ」というマサの言葉に決意を新たにするアユを映し出したドラマのタイトルバックに重なるのは、日本レコード大賞を2連覇した28thシングル「Voyage」

【Voyage】僕達は幸せになるため この旅路を行くんだ…


だが、ニューヨークで待っていたのは、その強烈キャラでSNSを席巻したボイストレーナーの天馬(水野美紀)。コテンパンにダメ出しされ、自信を失いつつあったアユのもとに、突然ニューヨークに現れたマサと再会したことで自信を取り戻す(しかも、アユが手を離した赤い風船をハイジャンプしてキャッチ!)。

「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.

【Fly high】離れられずにいたよ ずっと 見慣れてる景色があったから


その後、一念発起したアユの猛レッスンの中で流れるのは、13thシングル「Fly high」。誰かのことを思って歌うことの大切さに気づいたアユは、ついに天馬先生から合格をもらう。天馬トレーナーの名セリフ「イノシシをやれるくらいのパンチで!」が飛び出すのもこのシーン。

帰国後の合宿では、アユを妬む眼帯の秘書・礼香(田中みな実)にそそのかされた理沙(久保田紗友)や真理(傳彩夏)らライバルからの壮絶な嫌がらせを受けるも、マサに励まされたアユは見事デビュー決定!

「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.

【 Boys & Girls 】輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろう


それから数年、大ブレイクのきっかけとなった9thシングル「Boys & Girls」を歌うライブで、デビューを掴んだときにかかった虹が、同じように超満員の会場にもかかる――。


第3話 “夢見る少女”アユは、アーティストになる


「M 愛すべき人がいて」第3話 (C)テレビ朝日/ABEMA
ついにデビューを勝ち取ったアユだが、大浜社長(高嶋政伸)が出した条件は流川(白濱亜嵐)がプロデュースする理沙たちのガールズグループにアユが加わること。「グループじゃダメなんです」と突っぱねるアユに、マサもまた「俺を信じろ!」とお姫様抱っこ! 2人の描く遙かな夢がついに幕を開け、2ndシングル「YOU」がタイトルバックに重なる。

【YOU】春の風包まれて 遙かな夢描いて 夏の雲途切れては 消えていった


大浜社長からボロくそに言われても、「一緒にやっていく誰かの夢と、夢のサイズを合わせることはできないから」と自分の言葉で語り、笑顔で耐えたアユ。そんなアユに、「お前の言葉には不思議な魅力を感じる」とマサ。歌詞を書いてみることを提案されるが、理沙たちの粘着した嫌がらせもあり、アユは再び葛藤する。

マサからの「ありのままを見せてくれ」というアドバイス、そして大好きな祖母(市毛良枝)からの「今のアユのうれしさとか、悲しさとか、悔しさとか、愛しさを詰めればいい。おばあちゃんはそんな歌が聴きたい」との言葉が支えとなり…。

【A Song for XX】どうして泣いているの どうして迷ってるの どうして立ち止まるの ねえ教えて


それが初めてアユが書いた歌詞、「A Song for XX」。約150万枚を売り上げた1stフルアルバムのタイトル曲にして、ファンからの人気も高い1曲の始まりだった。

【A Song for XX】居場所がなかった 見つからなかった 未来には期待出来るのか 分からずに



3話先行動画反響 「M 愛すべき人がいて」(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.
そして、最愛の祖母が倒れる中でも、“自分のやるべきことを全うしよう”とデビューシングルの歌詞作成に没頭するアユ。「今の気持ちも、立っている場所も歌詞に出来る」というマサの言葉を思い出しながら、自分の気持ちを綴り始める。

【poker face】いつだって泣く位 簡単だけど笑っていたい


そんな素直な言葉の数々が等身大の若者の心情を代弁し、優しく背中を押す、プロの作詞家には決して出せない世界観に。これこそが、浜崎あゆみが平成の歌姫として女性たちのカリスマ的存在となっていった“理由”の1つ。

【poker face】強がってたら優しささえ 忘れちゃうから素直になりたい あなたの愛が欲しいよ


最後の1行は、マサへの信頼が恋心に変わったアユの気持ち。2人の恋はどうなる? 大浜社長の計略でガールズグループ「Axels」にデビューの日をぶつけられたマサと流川の熾烈なプロモーション合戦が始まる。第4話以降を彩る楽曲も見逃せない。

ちなみに、浜崎あゆみ公式YouTubeチャンネルには、「M」「A Song for ××」「SEASONS」のライブ歌唱がイッキ見できるコンプリート映像がアップされている。

《text:cinemacafe.net》

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