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モノクロの世界とポップなアニメーションが融合『LETO -レト-』本編映像

1980年代のロシアを舞台にした映画『LETO -レト-』から、音楽とモノクロの世界とアニメーションが融合したユニークな本編映像が解禁。音楽業界で活躍する著名人からもコメントが到着。

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『LETO -レト-』(C)HYPE FILM, 2018
『LETO -レト-』(C)HYPE FILM, 2018 全 3 枚
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第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に『万引き家族』などと正式出品され、各国の映画祭で多数の受賞&ノミネートを果たしたロックでポップな映画『LETO -レト-』。この度、音楽とモノクロの世界とアニメーションが融合した、本作を象徴するユニークな本編映像が解禁。音楽業界で活躍する著名人からもコメントが到着した。

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カンヌを始め世界中の映画・音楽ファンを大熱狂の渦に巻きこんだ本作。監督は無実の容疑で国に拘束され、現在もロシア政府の監視下にある前衛的な芸術家キリル・セレブレンニコフ。1年半の自宅軟禁のさなかに本作を完成させた。

『LETO -レト-』(C)HYPE FILM, 2018
ロシアの伝説的バンド「キノ」のヴォーカルであるヴィクトル・ツォイと、彼の音楽的才能を見出したロックシンガーのマイク・ナウメンコ、そして、その妻ナターシャの3人をモデルに、ペレストロイカ目前のレニングラードで純粋に“自由”と“音楽”を追い求めた若者たちのひと夏を描く。


T・レックス「Broken Hearted Blues」、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」、ルー・リード「パーフェクト・デイ」、デヴィッド・ボウイ「すべての若き野郎ども」など70's~80'sのロックシーンを代表する名曲の数々が、ミュージカルともMVともとれるユニークでスタイリッシュな映像演出でカヴァーされる点も音楽ファン垂涎の見どころ。

今回解禁となった本編映像は、イギー・ポップの名曲「パッセンジャー」をバスの乗客たちが歌うシーンで、その映像と音楽に合わせて、遊び心満載のポップなアニメーションが施されている。


ロケットやヘルメット、惑星や人工衛星などが散りばめられた、宇宙をイメージしたようなその空間は、規制にがんじがらめになった80年代当時のソ連の息苦しさを象徴しているかのよう。そんなバスから降り損ねたヴィクトル(ユ・テオ)は、天井から抜け出して自由を求めるように、宇宙服を脱ぎ捨てて手探りで進んでいく。

シーンに合わせて歌い手が入れ替わる様子はまるでミュージカルだが、ポップなアニメーションが施された映像演出はまるでミュージックビデオ。モノクロの実物世界にアニメーションが施された映像は、斬新かつユニークで、でもどこか懐かしさもある、そんな不思議な感覚をもたらす映像となっている。

『LETO -レト-』(C)HYPE FILM, 2018
「LOVE PSYCHEDELICO」のKUMIは、「世界のきらめきに人の心の揺らめきが光と影を与えて音楽が生まれる。美しい映画だった」とコメント。また、シンガーでエッセイストの野宮真貴は「人は歌い、恋をし、踊り、祈り、自由と希望と求めた…『LETO』はロシアの"Summer of love"。美しくてチャーミングでエネルギーに満ちた、この夏いちばんのサプライズ」と絶賛を贈っている。

『LETO -レト-』は7月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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