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【インタビュー】浜辺美波×北村匠海「僕らしか味わえない感動がある」――ゴールデン・コンビの変化と成長

『思い、思われ、ふり、ふられ』は、同じマンションに住む高校1年生の男女4人の、文字通り、片思いが交錯する物語。浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二というキャスト勢で、どこかノスタルジックなルックを漂わせる4人にぴったりの、ビタースイートな1本となった。

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北村匠海&浜辺美波『思い、思われ、ふり、ふられ』/photo:Jumpei Yamada
北村匠海&浜辺美波『思い、思われ、ふり、ふられ』/photo:Jumpei Yamada 全 23 枚
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求められた繊細な演技は「得意な土俵」、「全然無理をしていない」


『思い、思われ、ふり、ふられ』(C) 2020「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 (C) 咲坂伊緒/集英社
――三木監督の持ち味であるファンタジックな映像も楽しめつつ、4者4様の想い合いが切ない、おっしゃる通り「いい作品」でした。気持ちのうつろいの部分では、非常に繊細な演技が求められたと思うんですが、苦労もありましたか?

北村:まさに、そういった繊細なお芝居を意識していました。観ている人に、「うん?」と思わせなきゃいけないのが課題だったので。表情とは裏腹の感情だったり、台詞で言っている言葉とは逆の思いもあって、感情を表に出すだけじゃなくて、引いていく芝居も大事にしていました。ただ、僕としては、わりと得意な土俵だったので楽しかったです。

――北村さんは秘めている役が多い印象ですし、おふたりとも、言葉にならない感情を表現することが達者ですよね。

北村:ありがとうございます。『君の膵臓をたべたい』以降もそういう役が多かったんですよね。1回そこから脱した自分がいて、で、また帰ってきた感じがしているんです。僕は、やっぱり理央みたいな、無理していない役を演じるたびに、「お芝居って楽しいな」と思うんです。あとは、僕も学生時代は理央のように、親に対しても、友達に対しても、仕事においても、何かを伝えたりするのが苦手でした。逆に、伝えずに抱えている己にうぬぼれている感じもあったりして…(苦笑)。長らくそういうタイプだったので、そこはすごく似ているかなと思ってやっていました。

北村匠海&浜辺美波『思い、思われ、ふり、ふられ』/photo:Jumpei Yamada
浜辺私も、今回、全然無理をしていないというか、不自然に感じるような部分がまったくなかったので、すごくやりやすかったです。本心を言うわけではないけど、伝えないといけないことはあって…という感じだったので、そこは丁寧に演じていました。女の子同士の友情のところでは、共感してもらえるように、リアルにできたらと思ってやっていました。それに私自身は、朱里として成長しながら青春を送ったという感じが強かったです。実際の生活ではあまり青春っぽいことをやってこなかったからこそ、この作品が青春だったのかなという気がしています。

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《text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada》

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