浜辺さん演じる才能にあふれる和菓子職人・花岡七桜と、横浜さん演じる創業400年の老舗和菓子屋の跡取り息子・高月椿が、15年前の和菓子屋「光月庵」の当主殺害事件を巡り、過酷な運命に翻弄されながらも強く惹かれ合う本作。

今回のクランクアップ写真は、七桜の母・百合子(中村ゆり)の手紙を届けた出会いから、献身的に七桜を支えてきた多喜川を演じた山崎さん、一時は女将・今日子(観月ありさ)の手先となって七桜を陥れようと暗躍した見習い職人・城島を演じた高杉さん、そして破談になっても椿を慕い、常に寄り添う元婚約者・栞を演じた岸井さんのもの。
第7話で、大旦那(佐野史郎)に自分の正体が“さくら”だと明かし、両親が愛した光月庵で御菓子を作りたいと切なる願いを訴えた七桜。大旦那は七桜と椿に、来月12月31日の除夜祭の日、より美しく魂を震わす御菓子を作ったものに光月庵を譲ると告げる…。いよいよ最終回、七桜と椿の光月庵を賭けた対決が始まる。2人の恋の行方は? そして、椿の本当の父親は? 当主殺害事件の真犯人とは? 女将・今日子のみが知る、新たな事実が存在するのだろうか…?

職人・山口耕一役の和田聰宏とともにクランクアップした山崎さんは(中央は女将・今日子役の観月さん)、「この作品でいろいろ感じるところもあり、勉強させてもらいました」とコメント。「びしょ濡れのシーンの撮影から始まって、日本舞踊だったり、回想シーンで最後かもしれない高校生をやらせていただいたり(笑)、貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました!」と、話題を呼んだシーンについて語った。

そして、城島役の高杉さんは「最初の撮影は3月でしたが、そのあと久しぶりに撮影に臨んだ日、カメラの前に立つと緊張して全然思い通りにセリフが出てこなかったのが、すごく記憶に残ってます」と苦笑しながら振り返り、「ずっと忘れられない作品になるんじゃないかな」と語った。
また、栞役の岸井さんも「最後まで終えられて、とってもうれしい」とコメント。「白無垢から始まって、椿さんにはフラれてしまいましたが、でも最後、ちょっと素敵なことも起こったみたいで良かったです」と明かしている。
第8話 あらすじ
血縁ではなく、より素晴らしい御菓子を作る者を次期当主にするという大旦那(佐野史郎)の決断の元、絶対に負けられない対決に挑むことになった七桜(浜辺美波)と椿(横浜流星)。すべてをかけて大晦日の除夜祭の準備に励む。しかし、プレッシャーから、御菓子作りに初めて恐怖を感じる七桜。その弱気な姿を見た多喜川(山崎育三郎)は、七桜を励ます。
一方、栞(岸井ゆきの)は、椿の子を妊娠したのが嘘であることを城島(高杉真宙)に告白。城島に親の愛を気づかされた栞は、自分の気持ちを押し殺して椿のために心を注ぐ七桜を眩しく思い、ずっと言えなかった真実を話そうと城島と2人で「花がすみ」を訪れる…。
その頃、なんとしても椿に光月庵を継がせたい今日子(観月ありさ)は、栞の妊娠が嘘であることを見抜きながらも、椿との結婚話を無理矢理進めようとしていた。そんな中、3年前のすれ違いに気づいた七桜と椿。和菓子対決が終われば、勝っても負けても二度と会えなくなる…たまらずお互いの元へと走るが…!?
「私たちはどうかしている」最終回2時間SPは9月30日(水)21時~日本テレビ系にて放送。