※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
「愛の不時着」が放送された韓国tvNにて毎週月・火曜に放送中の本作。国際的な街・梨泰院に隣接し、各国の大使館公邸がある閑静な住宅地で近年は実際に芸能人や財閥セレブが次々に邸宅を購入している漢南洞（ハンナムドン）という街が主な舞台となる。
韓国で“国民の○○”という愛称が付けられるのは人気者の証だが、主演のパク・ボゴムはその端正なルックスと物腰の柔らかさ、信頼の演技力で“国民のボーイフレンド”と呼ばれる次世代の韓流スター。現在兵役中であり、彼の入隊前最後のドラマでもある。演じるのは漢南洞の庶民的な家庭で育ち、モデルから俳優へと転身して成功を夢見るサ・へジュン。善良で誠実、格差社会に抗える俳優の仕事に強く惹かれている、という役どころ。
そして、もはや説明不要、『パラサイト 半地下の家族』の“ジェシカ先生”ことギジョン役で世界的にも知名度を上げたパク・ソダムは、メイクアップ・アーティストを目指す女性アン・ジョンハに。サロンで働きながら自身のYouTubeチャンネルでメイク講座を行うなど、孤独な身の上ながら、彼女もまた夢のために誠実に生きている。モデル時代からサ・へジュンの大ファンでもある。
この2人の最旬俳優が共に夢を追いながら微笑ましいほどのラブラブカップルになるのだが、モデルとしても活躍する新進俳優ピョン・ウソク演じるウォン・ヘヒョと三角関係に…。ヘヒョは漢南洞の超高級マンションに暮らし、父親は大学教授、母親による若干度を超えた“マネージメント”でドラマやCMに出演してきたが、小学校からの親友へジュンとは次第に立場が逆転していく。
そんな3人がキャラクターと見どころを紹介する動画「『青春の記録』を見るべき6つの理由」が、Netflixの韓国・アジアドラマ専用チャンネル「The Swoon」にアップされているので要チェック。本作が気になっているけれど、まだ見ていないという方にもおすすめの導入編だ。
また、20代のラブストーリーや成長物語だけでなく、3人が身を置く韓国芸能界の裏側を垣間見ることができるのも本作の大きな見どころ。
9話・10話ではパク・ボゴム演じるへジュンが出演ドラマで大ブレイクし、まるで彼本人のようなシチュエーションで最優秀演技賞を受賞することに。なんと、そのシーンでプレゼンターとして登場するのは「梨泰院クラス」で日本での知名度が爆上がり、「キム秘書はいったい、なぜ？」も人気となっているパク・ソジュン。
しかも、このシーンではヘジュン本人を前にオタク愛を炸裂させているジョンハのキュートな興奮ぶりも必見！ さらに、13話には「恋のスケッチ～応答せよ1988～」ファンにも嬉しいカメオ出演がある。
最近の韓流ブームでいっそう気になる韓国芸能界の“あるある”はもちろん、社会問題となっている芸能人への誹謗中傷や悪質コメント、スキャンダル合戦とフェイクニュース、兵役と活動のジレンマなどにも焦点が当てられ、夢と恋愛を描く青春物語ながら現実味もたっぷりのドラマとなっている。
「青春の記録」はNetflixにて配信中。10月27日に15話、28日に16話（最終話）が配信予定。
