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『幸せになるためのイタリア語講座』や『17歳の肖像』『ワン・デイ 23年のラブストーリー』で知られるロネ・シェルフィグ監督が、ニューヨーク・マンハッタンで創業100年を超える老舗ロシア料理店「ウィンター・パレス」を主な舞台に見知らぬ人同士が“優しさ”で救われていく様を描いた本作。

誕生のきっかけについて、「私は、頭の中のシーンや人物に息吹を与えたかった。それに人の優しさや思いやりの心を形にしたかった」と監督。「ニューヨークの街もインスピレーションになった。街の美しさだけでなく、その日暮らしの人たちのドラマがある。つまり、私が大好きなことと、私が心配することが全部ブレンドされてできた作品」と明かす。

「映画はニューヨークが舞台となるべきだと思っていた」と言い、マンハッタンでの撮影について「これはインターナショナルなドラマで、強烈に美しい都市として好む人が多く、私自身も何十年に渡って見てきたけれど、政治的な変化が街の細部にまで影響する場所だから」と続ける。

「ニューヨークという場所は、とても国際的で世界の首都とも言える街。そこには究極の人間ドラマが、密接につながって存在してる。だから、このストーリーの舞台に最適だと思った。それにニューヨークの人々に感心した。彼らは本当に温かい心でお互いを助け合う。ヨーロッパでも見習うべき点だと思う。私たちが今置かれている政治的状況の渦中で、優しさ、事情、責任感がいたる所にある。アメリカ人が手を広げるときは、彼らはとても長い手を広げる」と、外から見たニューヨークという街の魅力を語っている。

『ニューヨーク 親切なロシア料理店』は12月11日(金)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。