妻夫木さん、吉高由里子、ディーンさんをはじめ染谷さん、中村アン、堀田真由、麻生祐未、安蘭けい、田口浩正、池内万作、坂井真紀、斉藤由貴、小日向文世、戸田恵子らが出演。東野圭吾の原作をドラマ化する本作。
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妻夫木さん演じる手島伯朗は母・禎子(斉藤さん)の連れ子として、医師として医学界に輝かしい功績を残し、巨万の富を築いてきた矢神家の一員となるが、その立場ゆえ勇磨(ディーンさん)に見下されるなど辛い想いをして育ってきたこともあり、矢神家とは距離を置いてきた。
そんな伯朗のもとに弟・明人の妻だと名乗る楓(吉高さん)が現れ、明人(染谷さん)が行方不明で一緒に探して欲しいと話す。楓とともに明人を探すなかで、明人が相続権を持つ30億ともいわれる八神家の遺産を巡る争いに巻き込まれていく伯朗たちは、牧雄(池内さん)が語る“30億の遺産より価値のある何か”の謎に近づいていくが、それは伯朗の実父・一清(R-指定)の死にもかかわりがありそうで…というのがこれまでの物語。
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※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
伯朗は牧夫から康治(栗原英雄)の行った治療のせいで、一清が後天的なサヴァン症候群となり、それをきっかけに“天才を作る研究”をしていたことを聞く。牧夫は康治が研究記録を禎子に譲ったと考えていた。伯朗は佐代(麻生さん)に禎子から何か聞いていないかと問うが、逆に楓と勇磨が繋がっていると指摘され、楓に気を付けるよう警告を受ける…というのが今回のストーリー。
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楓に対し、佐代に明人が行方不明であることを話したことを謝罪する伯朗。お詫びに料理を作ると話し「シーフードグラタンとかどう? 具材はどんなものにしてた?」と話を振ると、楓は「牡蠣」というワードを口にする。しかし明人は子どもの頃から牡蠣が嫌いだった。その瞬間顔色が曇る伯朗…。
「すごいじゃねーか。誘導尋問?」「ついに、楓がミスしてしまったよ」「あ、明人が食べられないやつ入ってたか? 」「入れてる具材でピンと来たな」など、このやり取りに視聴者も沸き立つ。
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その夜、楓のもとに向かい牡蠣の件を問い詰める伯郎だが、風呂上がりの楓のそばには勇磨の姿が。さらに捕われの明人のもとには「あなたの母親が譲り受けた貴重なものは、どこにあります。教えてくれなければ、あなたを殺します。」というメールが。
メールを読んで目の前のカメラを睨みつけた明人の視線に「信長と同じ眼差しだ!!」「あ、信長の目。」など、本作と同じ日曜に放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」で染谷さんが演じる織田信長を連想する視聴者も多かったようだ。