主人公・蒲原トキコは20年前に母を亡くし、父の蒲原哲也がたった一人の肉親。愛嬌はあるが破天荒な70代の父、独身で勝気な40半ばの娘。ひとたび顔を合わせればギクシャクし、一度は絶縁寸前までいった2人だが、いまでは時々外食しながら話をする関係になっている。
そんなある日、トキコは父についてのエッセイを連載することになった。ネタ集めのため父に会うたびいろいろな家族の思い出を聞く。しかし、それは楽しい記憶ばかりではない。母との出会い、全財産の喪失、ほかの女性の影…。父への愛憎と家族の表裏を描く、普遍にして特別な家族の物語となっていく。
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さらに今回のドラマの見どころとして、主人公がパーソナリティを務めるラジオ番組の「お悩み相談のコーナー」がある。ジェーン・スーさん自身もラジオ番組でのお悩み相談コーナーが大人気であり、まさに“人生相談の名手”だが、今作のラジオシーンのセリフは全てジェーン・スーさんによる監修のもと制作。夫婦関係や友人関係、SNS社会や見た目の悩みまで、様々なお悩みをキレ味のよい言葉で応じていく。
そんな本作の主人公で、劇中での人気ラジオ番組「トッキーとひと時」でパーソナリティーを務めるトッキーさんこと、娘・蒲原トキコ役に、「コールドケース」シリーズ、や「恋する母たち」などジャンルを問わず、多彩な演技で魅せる吉田羊。
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昔は破天荒な人生を歩み、いまではすっかり丸くなったが、どこか自由奔放な愛嬌のある父親・蒲原哲也役に、映画『騙し絵の牙』ほか、『MINAMATA』(原題/2021年公開予定)、『KATE』(原題/2021年公開予定)など数多くの海外作品にも出演する名優・國村隼。
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さらに本作のメイン監督を務めるのは山戸結希。『溺れるナイフ』や『ホットギミックガールミーツボーイ』、『21世紀の女の子』では企画・プロデュースなど映画作品を手掛け、今回、連続ドラマでは初監督となる。
吉田羊「私自身の人生を生きている感覚」
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「お父さん役の國村さんとは、9年ぶりの共演です」と吉田さん。「尻尾を掴ませない飄々とした佇まいは、どこか今回の『お父さん』にも通じていて、『してやられた!』と最後は笑って許してしまう、そんな人間力をお持ちの方です」とコメント。「不思議なもので、親子を演じていると似てきて、同じタイミングで空を見上げたり、ため息をついたり、口元を拭ったり…」と明かす。
吉田さん自身も4年前に母親を亡くしており、「トキコを演じながらも、私自身の人生を生きている感覚。スーさんは書くことで、私は演じることで、皆さんは視ることで、それぞれの家族と向き合い、何かしらのヒントが見つかれば幸いです」とアピールする。
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國村さんは「ジェーン・スーさんの原作は親の世代も子供の世代もそれぞれの暮らしやすさを追い求めながら、またそれゆえの衝突もあり、少しの苦みとゆるやかな愉しみのなかで人生は過ぎて行く、そんな面白さをまざまざと描き出していきます」と語る。
「共演する吉田羊さんは、軽やかに過酷な現場を楽しんでおられて、私もそのおすそ分けを頂いている気分になってしまいます。台本を読みながら、そして演じながら、したいことはするしかない。しかしそのしっぺ返しは甘んじて受けるんだぞ。肝(はら)は括っておくもんだ。という人生の教訓・三カ条を頂いたと思っております」と、破天荒な父親役を受けとめているよう。
「まさか吉田羊さんにジェーン・スーを演じていただけるとは」
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「父と私の、ごく私的な日常が映像になるなんて! 父にとっても私にとっても、身に余る光栄です。ドラマ化にあたり、創作していただいたフィクション部分も大変気に入っています」とジェーンさん。「まさか吉田羊さんにジェーン・スーを演じていただけるとは」と明かし、「國村隼さんに父を演じていただけること、天国の母も喜んでいると思います」とコメント。「大人になり、親との関係の紡ぎなおしを考え始めたみなさんに楽しんでいただけたら」と本作のテーマに触れる。
また、シリーズ構成も担当する山戸監督は「勇気と優しさに満ちたジェーン・スーさんの素晴らしい原作エッセイを、名作を生み出してきた『ドラマ24』にてお届けできることを光栄に思います」とコメント、「『より正しく生きたい』と望みながらも、間違ってしまうことこそが、人間の本性であるーーそのことを、何度でも思い出しながら撮れたなら」と期待を込めて語っている。
ドラマ24「生きるとか死ぬとか父親とか」は4月9日(金)深夜0時12分~テレビ東京ほかにて放送。
※テレビ大阪のみ、翌週月曜深夜放送予定。
動画配信サービス「ひかりTV」「Paravi」にて配信。
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「父と私の、ごく私的な日常が映像になるなんて! 父にとっても私にとっても、身に余る光栄です。ドラマ化にあたり、創作していただいたフィクション部分も大変気に入っています」とジェーンさん。「まさか吉田羊さんにジェーン・スーを演じていただけるとは」と明かし、「國村隼さんに父を演じていただけること、天国の母も喜んでいると思います」とコメント。「大人になり、親との関係の紡ぎなおしを考え始めたみなさんに楽しんでいただけたら」と本作のテーマに触れる。
また、シリーズ構成も担当する山戸監督は「勇気と優しさに満ちたジェーン・スーさんの素晴らしい原作エッセイを、名作を生み出してきた『ドラマ24』にてお届けできることを光栄に思います」とコメント、「『より正しく生きたい』と望みながらも、間違ってしまうことこそが、人間の本性であるーーそのことを、何度でも思い出しながら撮れたなら」と期待を込めて語っている。
ドラマ24「生きるとか死ぬとか父親とか」は4月9日(金)深夜0時12分~テレビ東京ほかにて放送。
※テレビ大阪のみ、翌週月曜深夜放送予定。
動画配信サービス「ひかりTV」「Paravi」にて配信。