警視庁に新設されたキーボードによる殺人=指殺人(ゆびさつじん)専門の対策室「警視庁指殺人対策室」=通称「指対(ゆびたい)」を舞台に、2年前に相棒の暴走を許したことで捜査一課の第一線から外れた刑事が、指殺人に苦しむ人々の事件を解決しながら警察を揺るがす“アノニマス”の正体に迫っていくという本作。

主人公の刑事・万丞渉を香取さんが演じ、指対で万丞の相棒となる若き刑事、碓氷咲良に関水渚。指対で特定担当をしている菅沼凛々子にMEGUMI。デジタル担当の四宮純一に清水尋也。指対室室長の越谷真二郎に勝村政信。2年前にある事件の真犯人を追って撃たれ、意識障害になっている倉木セナにシム・ウンギョン。万丞と対立関係にある捜査一課の刑事・羽鳥賢三に山本耕史。指殺人対策室に重圧をかける刑事部長、城ヶ崎明文に高橋克実といった顔ぶれが出演。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
アノニマスから裏K察に「次に告発するのはこの国最大の巨悪・警察」だと新たな動画が投稿される。アノニマスが告発したのは2年前、大田区で起こった殺人事件で、警察が証拠を捏造し、犯人とされた男を自殺に追い込んだというもの。2年前、万丞と倉木はこの事件を追っていて、倉木にアノニマスから情報が届き、それをもとに真犯人を追って彼女は撃たれたのだった。さらに羽鳥も同じ真犯人に目星をつけていた。

2年前の事件を洗いなおす一方、入院中の倉木に紫のヒヤシンスを送っていた人物について連絡を受けた万丞はアノニマスが越谷であることを突き止める。証拠を捏造した城ヶ崎を告発したくても逆らうことができなかった越谷は、アノニマスという架空の情報屋を作り上げ、倉木に捜査情報を教える。しかしそのせいで倉木が撃たれたことを知った越谷は警察を辞めようと考えるが、城ヶ崎は彼を飼い殺しにするために「指対」を新設、室長に任命。越谷は倉木の意識が戻ったら迎え入れようと待っていたのだという。「私は最低の刑事です」と言う室長に、倉木が1人で真犯人のもとに向かったのは自分の責任だと伝える。

しかし今回の告発は越谷ではなかった。では一体誰が!? その時凛々子のタブレットにセキュリティホールが見つかり、警察の別の人間が指対の情報にアクセスしていたことが判る。それは倉木だった。倉木のもとに向かう万丞だが、倉木は病院から消えていた…というのが今回のストーリー。
越谷が最初のアノニマスだと判明したのち、さらにラストで“現在のアノニマス”が倉木だと判明する展開に「そう……2段構えで、きたか。。。。。」「室長かなぁとは思ってたけど、まさかの本当のアノニマスの正体が…」「アノニマスの正体1人目えええ!となって2人目もっと驚いた」など視聴者にも衝撃が走った模様。

一方で「倉木=アノニマス説は前々からささやかれてたね。でもまだどんでん返しはあるような気がする。」「もう一段 黒幕がいそう」「トップシークレットゲストで黒幕がいるとしか思えん」など、さらなる黒幕がいるのではとする声も多数上がっている。