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『JUNK HEAD』堀監督、3部作構想を明かす「次の絵コンテまで完成している」

壮大なSFストップモーションアニメ『JUNK HEAD ジャンク・ヘッド』の大ヒット御礼舞台挨拶が4月9日(金)に行われ、監督の堀貴秀が登壇、制作中の裏話を語った

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『JUNK HEAD』大ヒット御礼舞台挨拶(C)2021 MAGNET/YAMIKEN
『JUNK HEAD』大ヒット御礼舞台挨拶(C)2021 MAGNET/YAMIKEN 全 16 枚
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ひとりの日本人が独学で作り初め、製作期間7年間をかけた壮大なSFストップモーションアニメ『JUNK HEAD ジャンク・ヘッド』。本作の大ヒット御礼舞台挨拶が4月9日(金)に行われ、監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・照明・音楽の堀貴秀が登壇した。

>>『JUNK HEAD ジャンク・ヘッド』あらすじ&キャストはこちらから

公開後、2週連続でミニシアター系映画ランキング1位を獲得、14日間で興行収入2,423万円、観客動員数1万7,000人を突破している本作。

『JUNK HEAD』(C)2021 MAGNET/YAMIKEN
東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた大ヒット御礼舞台挨拶で、堀監督はまず、「本日はありがとうございます。こんな大きな舞台で公開することが出来て光栄です」と会場に足を運んでくれた観客に感謝。MCから公開後、環境などの変化はあったかと聞かれると、「職場の社長が優しくなりました(笑)」と話し、会場に足を運んでくれた観客からの質問コーナーに移った。

『JUNK HEAD』大ヒット御礼舞台挨拶(C)2021 MAGNET/YAMIKEN
Q:製作費と資金と調達はどうされたのですか?
A:短編は仕事しながら製作したのですが、それが沢山の賞をいただいて、長編は企業さんから製作のお声をいただいて作ることができました。金額面のほうはファンタジーで(笑)

『JUNK HEAD』(C)2021 MAGNET/YAMIKEN
Q:製作期間7年間という長い月日ですが、どうやってモチベーションを持ち続けたのですか?
A:製作を始めたのが40歳だったので、これが最後のチャンスだ、と思い踏ん張りました。

Q:3部作と聞いたのですが、今後の製作の目処はついていますでしょうか?
A:最初から3部作として製作していて、すでに次の絵コンテまで完成している状態なのですが、製作には資金が必要になるので、この作品がヒットしてくれたらすぐにでも製作できます!

『JUNK HEAD』(C)2021 MAGNET/YAMIKEN
Q:字幕の所で手書きのぐちゃぐちゃっとした文字の字幕があったのですがあれは意味があるのですか?
A:字幕のフォントにもこだわりを入れていて、音声が壊れてガラクタになったときは書体を変えたりしています。

『JUNK HEAD』(C)2021 MAGNET/YAMIKEN
Q:実際に製作していて、むしゃくしゃする瞬間などはどうしていたのですか?
A:ひたすら耐えていましたね(笑)途中から夢の中でも作業していて、悪夢のようでした。現実か夢なのか分からなくなってくる瞬間はありましたが、ちょっとずつ映像が出来上がっていくのが楽しくて頑張れましたね。

Q:6分の1のスケールで製作したと拝見したのですが、小さくなると製作の際細かい作業になって大変かと思うのですが、主人公の大きさを子供の等身に設定したのはなぜですか?
A:主人公は体はロボットの設定なのですが、映画が進むにつれて成長させたいという思いがありました。なので、最初は小さい姿だったのですが、最後のほうにかけて体を入れ替えるという方法で成長していく様子を表しています。

『JUNK HEAD』(C)2021 MAGNET/YAMIKEN
Q&Aで制作中の意図や苦労について赤裸々に語った堀監督。最後に、「最近周りから、すごい!天才ですね。と言われることが多いのですが、この作品が作れたのはそれまで大したことができなかった僕が諦めなかったからできた作品なので、今いろんな面で諦めずに頑張っている人たちの支えになれる作品になれば良いなと思います」とコメント。「これからも頑張っていくので応援よろしくお願いします!」と語り、イベントは幕を閉じた。

『JUNK HEAD』は全国にて順次公開中。

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《シネマカフェ編集部》

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