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アップリンク渋谷、先行き見えず閉館へ 5月20日までは通常営業

東京都渋谷区宇田川町にある映画館「アップリンク渋谷」が、2021年5月20日をもって閉館することが発表された。

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東京都渋谷区宇田川町にある映画館「アップリンク渋谷」が、2021年5月20日をもって閉館することが発表された。

1995年、神南に「アップリンク・ファクトリー」としてオープンし、2004年に宇田川町に移転、26年間、渋谷を拠点としてきた同映画館。設備や機材の老朽化による再投資を考えなければならないときと、コロナ禍が今回重なってしまったという。

アップリンク代表・浅井隆は公式サイトにて閉館を発表。

昨今の状況をふり返り「収入が途絶えた時、最初に一番の支援となったのは、『アップリンク・クラウド』の見放題パックや『アップリンク・ソフトドリンク付き回数券』を購入してくださった方達のご厚意でした。また『ミニシアターエイド未来券』では多くの方が『アップリンク渋谷』を指定して支援してくださいました。心より感謝いたします。昨年は助成金、補助金もあり、ぎりぎり生き延びることができましたが、今年はさすがに限界を超える状態で、再投資をしても先が見えない状況となり、閉館という決断を余儀なくされました」と今回の経緯を述べた。

なお今後アップリンクは、現在の拠点である「アップリンク吉祥寺」、「アップリンク京都」、そしてオンライン映画館「アップリンク・クラウド」を運営していく。アップリンク会員・未来チケット・ソフトドリンク付き回数券・招待券については公式サイトにて詳細が記載されている。

アップリンクといえば昨年6月、同社元従業員の5名が被害者の会「UPLINK Workers’ Voices Against Harassment」を立ち上げ、浅井氏からこれまで受けてきたパワーハラスメントを裁判で訴えるという声明文を発表。損害賠償を求めて東京地裁に提訴していた。

その後、浅井氏と訴訟外での和解協議が合意に至ったことを報告すると同時に、「『和解』という言葉からまるで円満に問題が解決したかのような印象を受けるかもしれません。確かに、本訴訟については、合意の成立によって終了となりますが、私たち原告は、『円満』にも、そして『全ての問題が解決した』とも考えておりません」と表明している。

※4/23 追記・更新しました

《シネマカフェ編集部》

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