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幼少期に性別の違和感を自覚…ドキュメンタリー『リトル・ガール』日本公開決定

幼少期のトランス・アイデンティティに対する認知と受容を喚起するフランスのドキュメンタリー映画『リトル・ガール』(原題:Petite fille)の日本公開が決定。シーン写真も到着した。

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『リトル・ガール』
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幼少期のトランス・アイデンティティに対する認知と受容を喚起するフランスのドキュメンタリー映画『リトル・ガール』(原題:Petite fille)の日本公開が決定。シーン写真も到着した。

サシャは2歳を過ぎた頃から自身の性別の違和感を訴えてきたが、学校では女の子としての登録が認められず、男子からも女子からも疎外、バレエ教室では男の子の衣装を着せられてしまう。そして、7歳になってもありのままに生きることができないサシャ。家族はそんな彼女の個性を支え、周囲に受け入れさせるため、学校や周囲へ働きかけるが…。

『リトル・ガール』
本作の監督を務めたのは、これまでもジェンダーやセクシュアリティに目を向けた作品を撮り続け、世界中の映画祭で高い評価を受けるセバスチャン・リフシッツ。性と身体の不一致は、肉体が成長する思春期に起こるのではなく、幼少期に自覚されることについて取材を始めていた過程でサシャの母カリーヌと出会い、この作品が生まれた。

『リトル・ガール』
本作は、2020年ベルリン国際映画祭で上映後、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭のピープルズ・チョイス賞やインサイド・アウトLGBT映画祭の観客賞(ドキュメンタリー長編)など、世界中で様々な映画賞を受賞。劇場が封鎖されたフランスでは、TV局ARTEにて放送され、視聴者数1,375,000人と、その年のドキュメンタリーとしては最高視聴率(5.7%)を獲得、オンラインでも28万回以上の再生数を記録するなど大きな反響を呼んだ。

男の子の身体に生まれたけど、女の子になることを夢見ているサシャ。公開されたシーン写真では、一番自分らしくいられる洋服を着て庭で幸せそうにダンスをする場面や、お気に入りのピンクのヘアクリップをつけている姿、母と過ごす優しい時間が切り取られている。

一方、バレエ教室にて、女の子用の衣装を着させてもらえず、女の子たちを少し切なげに見つめる場面も到着。どれもまだ幼くても本当の自分であろうとする意志が感じられるカットとなっている。

『リトル・ガール』
『リトル・ガール』は11月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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