※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

仏の国民的俳優2人への演技指導とは?『ベル・エポックでもう一度』監督が明かす

フランス映画『ベル・エポックでもう一度』を手掛けたニコラ・ブドス監督のコメンタリー映像がシネマカフェに到着。

映画 洋画ニュース
注目記事
『ベル・エポックでもう一度』 (C) 2019-LES FILMS DU KIOSQUE-PATHÉ FILMS-ORANGE STUDIO-FRANCE 2 CINÉMA-HUGAR PROD-FILSUMEDIA
『ベル・エポックでもう一度』 (C) 2019-LES FILMS DU KIOSQUE-PATHÉ FILMS-ORANGE STUDIO-FRANCE 2 CINÉMA-HUGAR PROD-FILSUMEDIA 全 8 枚
拡大写真
フランス映画界のトップに立ち続けるダニエル・オートゥイユとファニー・アルダンが夫婦役を演じる『ベル・エポックでもう一度』。この度、本作を手掛けたニコラ・ブドス監督のコメンタリー映像がシネマカフェに到着した。

>>『ベル・エポックでもう一度』あらすじ&キャストはこちらから

今回解禁となった監督のコメンタリー映像は、仏国民的俳優であるダニエル・オートゥイユとファニー・アルダンへの現場での貴重な演出エピソード。本作ではオートュイユが演じるのは過去を懐かしむヴィクトル。そんな彼を「もう限界」と言って家から追い出すのが妻マリアンヌに扮したアルダンだ。国内外で様々な賞を獲得し、実力派と呼ばれるフランス映画界の2人の重鎮の現場での様子を、ブドス監督がふり返る。


まず『タイピスト!』に出演するなど俳優業も行っているブドスにとっては大先輩であるオートゥイユ。彼については「僕が満足しているか、常に気にしています。まるで若手俳優でした」と述懐する。ブドス監督の眼には、監督に求められているものに応えているだろうかと自問自答している大御所俳優の姿が映ったことだろう。

『ベル・エポックでもう一度』 (C) 2019-LES FILMS DU KIOSQUE-PATHÉ FILMS-ORANGE STUDIO-FRANCE 2 CINÉMA-HUGAR PROD-FILSUMEDIA
それを察したブドス監督は、「ダニエルはヴィクトルになりきっていました」として「(ヴィクトル)そのものでした」と全面的に支持するアプローチを彼にしてみせた。一方、妻マリアンヌの言動は、演じるアルダンにとっては理解しがたい“鬼嫁”のような言動だったようだ。ブドス監督は、アルダンからは自身の役柄について「ひどい」と不満をこぼされたという。

『ベル・エポックでもう一度』 (C) 2019-LES FILMS DU KIOSQUE-PATHÉ FILMS-ORANGE STUDIO-FRANCE 2 CINÉMA-HUGAR PROD-FILSUMEDIA
それに対して、マリアンヌの“生みの親”であるブドス監督は「(マリアンヌは)意地悪ではない」と説明する。「ヴィクトルは平穏な人生を取り戻したいが、妻は死を恐れて現在を生きる」とマリアンヌのキャラクター性を丁寧に伝えることで撮影を続けることができたよう。名優たちを演出するにあたり、それぞれの現場での様子に応じて接し方や伝え方に配慮して製作を進めていったのだ。そんな監督の手腕を垣間見ることができるコメンタリー映像となっている。

『ベル・エポックでもう一度』二コラ・ブドス監督 (C) 2019-LES FILMS DU KIOSQUE-PATHÉ FILMS-ORANGE STUDIO-FRANCE 2 CINÉMA-HUGAR PROD-FILSUMEDIA
『ベル・エポックでもう一度』は6月12日(土)よりシネスイッチ銀座ほかにて公開。

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]