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思春期の性と青春の刹那を捉える…エリザ・ヒットマン監督のデビュー作公開決定

ベルリン国際映画祭・銀熊賞(審査員グランプリ)受賞作『17歳の瞳に映る世界』がまもなく日本公開されるエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』が、8月14日(土)より公開されることが決定した。

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『愛のように感じた』 (C)2013 IFLL MOVIE LLC
『愛のように感じた』 (C)2013 IFLL MOVIE LLC 全 5 枚
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ベルリン国際映画祭・銀熊賞(審査員グランプリ)受賞作『17歳の瞳に映る世界』がまもなく日本公開されるエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』が、8月14日(土)より公開されることが決定した。

本作は、ブルックリン郊外を舞台に、思春期の少女の性と青春の刹那を捉えた物語。いま世界で最も注目を集める女性監督の1人、エリザ・ヒットマンが瑞々しい感性と斬新な演出法でアメリカの青春映画の系譜に新たな1ページを刻んだ。

まだあどけなさの残る14歳のライラは、経験豊富な親友のキアラとそのボーイフレンドのパトリックと共にビーチに遊びに出かける。そこでライラはタトゥーの入った年上のサミーにひと目で心を奪われる。サミーが「誰とでも寝る男」だと知ったライラは、あらゆる口実を作ってサミーに近づこうとする。ところが、背伸びして嘘を重ねるうち、ライラは思いもしなかった状況に陥っていく…。

『愛のように感じた』 (C)2013 IFLL MOVIE LLC
長編映画では、一貫して10代のセクシュアリティを主観的かつ詩的に切り取り、内面化された感情を探求するヒットマン監督。一方で、ドキュメンタリー的手法とも一線を画し、スロモーションやクローズアップを多用し、感情の解放をもたらすことに重点を置いている。

『愛のように感じた』 (C)2013 IFLL MOVIE LLC
初の長編映画となる本作『愛のように感じた』では14歳の少女の性の目覚め、2作目の『ブルックリンの片隅で』では自らの性的指向に戸惑う19歳の青年、3作目の最新作『17歳の瞳に映る世界』では、望まない妊娠をしてしまった17歳の少女を描いている。長編全てがサンダンス映画祭で高く評価され、2020年に第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した。

エリザ・ヒットマン監督「私たちが経験してきたことの真実です」


【エリザ・ヒットマン監督コメント】
本作で描きたかったのは、子供時代のアウトテイクです。そこにあるのは、孤独な瞬間、根拠のない自信の高まり、ささやかだけれど屈辱的な出来事といった、私たちの記憶の中に埋もれてしまいがちなものばかりです。私は、映画において「青春」のテーマが「幻滅のプロセス」として描かれることに常に魅了されてきました。この映画を観た人は、登場人物の行動に不快感を覚えるでしょう。しかし、その不快感こそ私たちが経験してきたことの真実です。この映画が、観客の心の奥底にある何かとつながることができれば嬉しいです。

『愛のように感じた』は8月14日(土)より東京シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。

『17歳の瞳に映る世界」は7月16日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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