映画『そして、バトンは渡された』より、誕生日を祝うシーンの現場レポートがメイキング&オフショット写真とともに到着した。
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4回苗字が変わった優子(永野芽郁)と義理の父・森宮さん(田中圭)、自由奔放な梨花(石原さとみ)と義理の娘。繋がりのなかった2つの家族の物語が、交差していく本作。今回到着したのは、水戸さん(大森南朋)と結婚し、みぃたん(稲垣来泉)のママになった梨花が、みぃたんの誕生日を盛大に祝うシーンの撮影を写したもの。
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本作の2つの家族の物語には、キャラクターを掘り下げて創り上げた4つの家が登場するが、この現場は一段と華やかで賑やか。以前は生活感溢れ、地味だった水戸家は、梨花がやって来たことでみぃたんの部屋をカラフルで可愛いインテリアでコーディネイトし、壁紙から小さな雑貨までお洒落な部屋に変わる。そして、その部屋のカラフルさ以上に、梨花の服とヘアメイクも華やかだ。オーガンジー素材の花柄ワンピースに真っ赤な口紅は、みぃたんの友達も「かっこいいね」と眩しがるほど。
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みぃたん役の稲垣さんは、カメラが回っていないときでも石原さんのことを「ママ!」と呼ぶほど仲がよく、待ち時間にはベッドの上でごろごろしたり、現場には“母娘”の楽しそうな笑い声が響いていたそう。また。クランクインの前の顔合わせでは、2人きりになる時間が用意されていたそうで、石原さんは「“何をすればいいんだろう”とハラハラしたのですが、くるみちゃんが“さとみさん缶バッジ作りましょう”って言ってくれて、一緒に缶バッジ作りをしました。お互いの顔を書きあってプレゼントしあったり、縄跳びしたりフラフープしたりボール投げ合いっこしたり、実際に一緒に身体を動かして、コミュニケーションを取って、ハグして、一時間くらいですけどすごく楽しくて」とふり返り、「その時に撮った2ショットをその日から携帯の待ち受け画面にしたら見事に気持ちが徐々に高まっていきました」とも語っている。
梨花というキャラクターは、いくつもの個性を演技に滲ませなければならない難しい役柄だが、現場で披露された石原さんの演技に、監督の前田哲も絶賛だったという。
前田組初参加となった石原さんは「監督は演出でも微妙なニュアンスを細かく指示してくださいました。監督の中での梨花の幅、深さ、高さがあるんだろうと思いますが、そこをちゃんと整えてくださったのがありがたかったです。私は結構指示されるのが好きなタイプでどんな感情のシーンでもいくらでもやりたいので、監督が諦めずに何度も何度も指導してくださったのは凄く嬉しかったですし、信頼できました」と話すように、現場ではセリフの言い方、演技プランなどを積極的に提案し、監督と模索しながら芝居を決めていく姿も印象的だったそうだ。
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『そして、バトンは渡された』は10月29日(金)より全国にて公開。