『君の名前で僕を呼んで』で大ブレイクして以来、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『DUNE/デューン 砂の惑星』『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』『Wonka』(原題)などの大作や話題作が目白押しのティモシー・シャラメ。このたび「次世代のリーダー」を特集した「TIME」誌の表紙を飾り、俳優としてここ数年でこれほどまでに成功した秘訣を語った。
「ぼくにとって、ヒーローと呼べる1人――だれだと明かすと怒られるので言いませんが、その人は初めて会った日の夜に、ぼくの肩に腕を回してちょっとしたアドバイスをくれたんです。『ハードドラッグ(ヘロインやモルヒネ)はやっちゃダメだ。スーパーヒーロー映画に出るのもダメ』と」。
その人物の教えをきちんと守っているからなのか、確かに現在までにティモシーはスーパーヒーロー映画には出演していない。「運がよかったというのもあるし、キャリア初期にいいアドバイスがもらえて型にはまらなかった。その組み合わせですかね」とも分析する。
ファンに「ティミー」の愛称で呼ばれているティモシーだが、「ムービースター」とは呼ばれるのは「耐えられない」という。「だってただの俳優ですから。ただの俳優なんですから!」と繰り返した。