日本をはじめ世界各地で幾度となく上演されてきたミュージカルを、『プライドと偏見』『つぐない』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』のジョー・ライト監督が壮大なスケールで再構築した映画『シラノ』。この度、ピーター・ディンクレイジ、ヘイリー・ベネット、ケルヴィン・ハリソン・Jr.による、ラブレターを通じた三角関係が映し出される特報映像がシネマカフェに到着した。
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映画賞レースのノミネーションが次々と発表されている中、デトロイト映画批評家協会賞では、作品賞・主演男優賞(ピーター・ディンクレイジ)の主要部門を受賞。さらに、第26回サテライト賞では作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演男優賞(コメディ/ミュージカル)・衣装デザイン賞などの主要部門にノミネートされ、中でもピーターは放送映画批評家協会賞やハリウッド映画批評家協会賞をはじめとする多くの賞にノミネートされている。
今回到着した特報映像は、主人公・シラノ(ピーター・ディンクレイジ)が“恋をしている”と打ち明けるシーンから始まる。しかし、その想いを寄せるロクサーヌ(ヘイリー・ベネット)が恋に落ちるのは、青年クリスチャン(ケルヴィン・ハリソン・Jr.)。
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複雑な気持ちを抱えながらも愛する人の願いを叶えようとするシラノは、恋の仲立ちをすることに。溢れる愛情を言葉で表現する才能がないクリスチャンに代わり、自身の想いを文字に込めてロクサーヌへのラブレターを書くことになる。シラノの願いはただ一つ、“彼女を笑顔にするため”。美しい映像と音楽ともに綴られる、3人の愛の行方が気になる映像となっている。
主演のピーターは「ジョーは本当にすばらしい監督です。彼の映画は人のつながりを描く美しい作品ばかり。常に細かなところまできちんと見ていて、例えば手袋の様子とか太陽の光の具合まで。いつでも全体とディテールの両方を把握しているので、複雑で美しい映像に仕上がるんです」と、ジョー・ライト監督に称賛を惜しまない。
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また、監督は「パンデミックが起こった今こそ、人と人との繋がりや、愛する人に愛を伝えることの必要性をテーマにした映画を作る時だと思いました」と本作への思いを語っている。
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『シラノ』は2月25日(金)より全国にて公開。