本日公開のウェス・アンダーソン監督最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』より、撮影の裏側が垣間見えるメイキング特別映像が解禁された。
>>『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』あらすじ&キャストはこちら
ビル・マーレイやオーウェン・ウィルソンを始めとする常連組が幾度となく出演依頼を受け入れ、初出演のキャストも新作のオファーに即答でイエスと答え、俳優たちが次々と常連の仲間入りとなっていくウェス・アンダーソン監督。監督の撮影現場は、一度参加するとやめられない特別な魅力にあふれている。その唯一無二の魅力は、映画本編に表れる独特の作風やセンスだけに留まらない。
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この度解禁された映像では、オーウェンが「関係者全員が寝食を共にする」、ティモシー・シャラメが「一番の楽しみは夕食」と語るように、キャストとスタッフが同じホテルに宿泊し、食卓まで一緒に囲むという、まるでファミリーのような独特の現場エピソードが明かされていく。
続くメイキング映像では、何度も交わされるキャストやスタッフ陣とのハグや、エキストラも交えた笑いの絶えない賑やかな雰囲気、監督にちょっかいをかけてふざけるスタッフと、部署や立場の垣根を超えた信頼関係のなかで大いに撮影を楽しむ現場の様子が映し出されている。
長らくウェスとタッグを組んできた撮影のロバート・イエーマンは「あれほど才能に溢れる家族の一員になれて光栄だよ」と明かし、ボブ・バラバンは「10作目でもウェスの冒険心は尽きない。いるだけで楽しくて朝4時でも帰りたくない」とウェスとの撮影を笑顔でふり返る。
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一方、ウェスは自身の追い求める映像については妥協は一切無し。撮りたい画のためなら何度もテイクを重ねるこだわりを持っているそうで、レア・セドゥは「凄くスタミナがあり、本当に細かいディテールにも注意を払います。芝居が引き立つ細かいニュアンスを求めて、大いにユーモアを交えながら、何度も何度も同じシーンを撮り直します」と話す。
またティモシーも「4秒くらいの場面がありました。壁に紙をピンで留めて、ジュークボックスの方に歩くシーンです。45回、撮り直しました。この時の監督のこだわる姿には心が動きました。その時は、自分には無作為な指示に思えたことが、実は監督にとっては考え抜かれた演出だったのです。もし一般論が芸術の敵なら、アンダーソン監督の姿勢は、表彰に値するほどです」と圧倒された様子で監督のこだわりを称賛する。
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45回ものリテイクが賑やかに成り立つ撮影現場も、普段からのファミリーのような信頼関係があってこそ。ウェス・アンダーソン監督が本作を、最高のキャスト・スタッフたちと最高のチームワークで作り上げたことが分かる必見の特別映像となっている。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は全国にて公開中。
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