ルバイヤット・ホセイン監督が3年以上のリサーチを経て、10代半ばからバングラデシュの労働闘争に関わってきたダリヤ・アクター・ドリの実話を基に完成させたヒューマンストーリー『メイド・イン・バングラデシュ』より、予告編が解禁された。
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本作は、バングラデシュ独立戦争下で敵兵と恋に落ちた女性を描いた『Meherjaan』、タゴールの詩を背景に葛藤する女性を描いた『Under Construction』が各国の映画祭で高く評価された、バングラデシュの気鋭ルバイヤット・ホセイン監督、待望の日本初公開作品。
陰影のある美しい映像は、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『アンジェリカの微笑み』などで知られるサビーヌ・ランスランが担当している。
この度解禁された予告編は、主人公シムの「残業代は?」というセリフから始まる。「残業代を払え」と雇用主に訴えても断られ、支払われる給料は自分たちが毎日1,000枚以上縫っているTシャツ2、3枚分の値段。シムは組合を作るために立ち上がるも、周囲からは「やめとけ」「捕まるぞ」と言われてしまう。
「女の私たちに結婚しようがしまいが自由はない」という言葉と、それでも立ち上がった女性たちが颯爽と歩く姿が切り取られており、本編の内容が気になる予告編になっている。
『メイド・イン・バングラデシュ』は4月16日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。