ムン・ソリ、キム・ソニョン、チャン・ユンジュら競演で、2021年の韓国主要映画祭で10冠に輝いた人間ドラマ『三姉妹』。この度、第2弾ビジュアルと、登場人物たちと同世代の俳優、作家、監督ら各界著名人たちの熱いコメントが到着した。
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本作は、『オアシス』(02/イ・チャンドン監督)での演技が日本でも語り継がれるムン・ソリが、脚本に惚れ込み主演を務めるとともに、共同プロデューサーも買って出た現代を生きる三姉妹の人間ドラマ。
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監督は、イ・チャンドン監督がその手腕を激賞する鬼才監督イ・スンウォン。「韓国を代表する女性俳優たちと一緒に、深みのある女性たちの物語を作りたい」との思いから脚本を執筆した。
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そしてこの度、登場人物たちと同世代の俳優、作家、監督を中心に、総勢22名の各界著名人からコメントが到着。
映画監督の西川美和は「この胃の痛むような切迫感と、目の離せない面白さは、向田邦子の『阿修羅のごとく』のごとくか。苛烈、厄介、でも痛快」、作家・山内マリコは「目をそむけたいほどヒリヒリ痛いのに、クスクス笑いが止まらないのは、まぎれもなく監督と演者のセンスと力量」、作家・柚木麻子は「『三姉妹』はこれからも作られていく無数の姉妹の物語たちを、幸福な光で照らしていくにちがいないだろう」と、それぞれ熱のこもった言葉でコメント。
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斎藤真理子(翻訳家)は「おなかいっぱい、消化できないかもと思った。それほど切実。だけど見てから日が経つにつれ、豊かな後味が蘇ってきた」と語り、映画監督・大九明子は「全員、やることがいちいち陰湿。なのにうっすら笑える。いや、笑ってないとやってられない気持ちにさせられる」と言いつつも「ならば私も、この映画が示す、世界へのか細い希望を信じたい」とコメントする。
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そして俳優陣からも、三姉妹演じる3人の俳優を絶賛するコメントが到着。渡辺真起子からは「俳優たちの物語への踏み込み方がとても清々しい」、安藤玉恵より「もがき続ける三姉妹の演技の凄み、体現している役者の覚悟にずっと心で拍手を送っていました」とのコメントが届いた。
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また、解禁となった第2弾ビジュアルには、真っ青な海と白い砂浜のコントラストが美しい浜辺で、三姉妹がそれぞれ物憂げな表情で振り返る立ち姿が切り取られている。そこに、イ・チャンドン監督からの「非凡な映画。何を想像しても、それ以上。」というコメントが挿入された印象的なビジュアルとなっている。
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『三姉妹』は6月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
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