“幸せ迷子のズタボロ女子”の大逆転ラブストーリーというあまりにキャッチーな謳い文句に目が引かれる「ABEMA」オリジナルドラマ「ANIMALS‐アニマルズ‐」が6月23日(木)より放送開始となった。
主人公“海”のもがきがリアルで胸に迫る
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第1話から、主人公“ズタボロ女子”こと鹿森海(鈴木愛理)の劇的な変化が見られた。テレビ番組の制作会社のADとして、常々都合の良い上司からの無茶振りと何だか頼りない後輩の尻拭いに奔走し続けてきた海は、とにかく日々の雑務に忙殺され、自分のことはすべて後回し。気が利いてタフで、何とか“こなせてしまう”海は全ての皺寄せを受け、“やりがい搾取”もいいところだ。
常にゴールのない短距離走を全力ダッシュしているかのような海は、改めて「なぜ自分がこの仕事をしているのか」自問自答する時間さえ持てずにいる。そもそも完徹3日では正常な人間らしい判断をすることさえ難しいのではないだろうか。
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そんな彼女が自分を“変えよう”と、これまで縁遠かった最新コスメベンチャー企業「ANIMAL BEAUTY」の門を叩く姿は誰しも応援したくなってしまうだろう。生意気なツンデレ年下カメラマン・長嶺風緒(本田響矢)のおかげで、お洒落なコーディネートに身を包みばっちりメイクをした海は、一気に都会の洗練された女性に様変わりし見違える。
しかし、面接ではいくら慣れない衣装やメイクの力を借りて着飾ったところで、自分の中から“生きた言葉”が出てこないことを突きつけられ愕然とする。魔法が一瞬で解けてしまうシーンは切なかった。
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「今まで一体自分は何をやってきたんだろう…」と自身の“これまで”を否定したくはないけれど、何だか自分には何もないように感じてしまう。自分に心底がっかりしてしまう、そんな日はきっと誰にだってある。
海だって、元々憧れの業界だったのだろうテレビ業界に入れたのに、自分の叶えたい夢や目標よりも、いつしか上司の顔色ばかり伺うようになってしまい、自身の本音を見失ってしまっているのかもしれないし、理想と現実のギャップに気づいていながらも、見て見ぬ振りし続けることでしか自分を保てなくなっていたのかもしれない。
「変わりたい」けれど、一度染み付いた習慣を脱ぎ捨てるのは、なかなか大変で勇気のいることだ。そんな彼女のもがきがリアルで胸に迫る。
「自分を変えたいと前に進む主人公」に共感&応援の声
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ただ風緒が言う通り、まず「変わりたい」と思うことこそが変化への大きな第一歩であり、最初の第一関門だと言えるだろう。上司に退職の意思を伝えた際に、仕事について「好きじゃなかったかもしれないです」と言った海の何か吹っ切れたかのようなスッキリとした笑顔が印象的だった。本来の海はきっとこんな表情をしていたのだろう。
何かに追われている時には、どうしたって視野は狭くなり、“自分にはこれしかない”とより酷な選択肢にすがってしまうことがある。そんな自分を苦しめる“執着”を手放し、負の循環から距離を置けた海だからこそ、本来の自分自身を取り戻していこうというタイミングでまた新しい風が舞い込んできたのだろう。
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シネマカフェ先行オンライン試写の作品観賞後のアンケートでも、この主人公・鹿森海に共感したと答えた人は95.1%にも上った。
「海ちゃんが仕事に対して熱心になりすぎて自分を見失ってしまう所や任された仕事を断れず全て背負いこんでしまう所に共感も出来たし守ってあげたくなりました」「最初の海ちゃんの社畜っぷりに心が痛くなりましたが、後半にかけて変わっていきたい!と変わっていく海ちゃんを素直に応援したくなりました。」「仕事をがむしゃらに頑張ってプライベートがおざなりになってしまうのはまさに自分だなと思いました。出会いによって自分を変えたいと前に進む主人公の今後が気になります。」などの声が集まっている。
さて、ANIMAL BEAUTYへの入社が決まり、大逆転の切符を手にした海の元にどんな試練が待ち受けているのだろうか。ツンデレ年下カメラマン・風緒が彼女に言った「食われんなよ」という助言も気になるところだ。また今後展開していくのだろう風緒と「ANIMAL BEAUTY」の社長・榊圭祐(白洲迅)との三角関係にも注目したい。
「ANIMALS-アニマルズ-」第1話を無料で視聴する
<提供:ABEMA>