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レア・セドゥの役柄、映画化における取り組み明かす『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』監督インタビュー

レア・セドゥ主演最新作『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』より、イルディコー・エニェディ監督のインタビューが解禁となった。

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『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』(C)2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions - RAI Cinema - ARTE France Cinéma – WDR/Arte
『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』(C)2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions - RAI Cinema - ARTE France Cinéma – WDR/Arte 全 3 枚
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レア・セドゥ主演最新作『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』より、イルディコー・エニェディ監督のインタビューが解禁となった。


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本作は、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作で、『心と体と』(18)でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディ監督の最新作。賭けから始まった愛と嫉妬、騙し合いを描く、大人のラブロマンスだ。

イルディコー・エニェディ監督は、ミラン・フストの小説を映画にしたいと思ったきっかけについて、「私は今までオリジナルの脚本を書いていました。文学作品を映画化するのはこれが初めてです。この本は夫婦に関するものですが、彼はこの大きな問い=すなわち“地球上でのこんなささやかで短い生涯をどう生きるのか?”について語っており、この問いをフランス人の女性である妻を理解しようとした貨物船船長の視点から深掘りしていきます。実のところ、彼女を通して人生を理解したいだけなのです」と、この物語は貨物船長のヤコブの視点のみで語られていると明かす。

ヤコブの賭けにより出会ってすぐに結婚したという、一瞬で男性を虜にする小悪魔的なリジーを演じたレア・セドゥについては、「生活態度、人生へのアプローチに取り組むことで、レアがリジーを単に演じるのではなく、秘密や美しい不規則性を抱えた実在の人物としてリジーになりきってもらえるための余地を残そうとしました。私たちは性分として常に結論を求めます。シーンが終わるたびに、私たちは本能的に“ああ、彼女はこんな事を企んでるな”と考えます。レアは観客のこの確信を揺るがし、他の手がかりをほのめかすことができる女優です」と絶大な信頼を寄せた。

そして、本作が原作になかった7つの章立てになっている意図については「原作は、心象風景を表す長大でとりとめのないモノローグ、自己分析と反省を連ねたものでした。私がストーリーラインを形作ったとき、ヤコブにとって何度も自分の失敗を次こそは正しいアプローチを選択するという、思考回路の道筋をつくりました。彼は自分の認識を『再起動』します。自分の周りで何が起こっているかを把握したいと躍起になり、主導権を取り戻したいと思っています。これらの章の見出しは、観客が落ち着いた瞬間、彼/彼女が経験したことを評価する瞬間、リジーとヤコブの曲がりくねった物語の中で新しい冒険の準備をするタイミングとして機能するように考えました」と語っている。

『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』は8月12日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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