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『X エックス』殺人鬼・パール役の俳優が明らかに!監督&キャストコメント

公開中の『X エックス』より、本作で登場する殺人鬼・パールに関する衝撃の事実が解禁。

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『X エックス』 (C)2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.
『X エックス』 (C)2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved. 全 3 枚
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公開中の『X エックス』より、本作で登場する殺人鬼・パールに関する衝撃の事実が解禁。実はヒロインを演じたミア・ゴスの1人2役だったことが明かされた。


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ポルノ映画で一攫千金を狙う若者たちが老夫婦に恐怖のどん底へと突き落とされる本作。この度、そんな彼らの若さと美しさに異様な執着をみせる史上最高齢の殺人鬼・パールは、実はヒロイン・マキシーンを演じたミア・ゴスの《1人2役》だったことが判明! 公開前に行われた試写会でも、このミア・ゴスの1人2役に気づいた人はほんのわずか。エンドクレジットをみて初めて気づき衝撃を受けた人も少なくない。

この大胆で驚くべきキャスティングを引き受けたミア・ゴスは、演じたパールについて「彼女はエキセントリックだけど、極端なほど無邪気。時代のせいで自分らしく生きることができなかった」と同情の声をあげる。

それも、1979年という舞台設定が大きく関係しており、気難しく排他的な夫ハワードは第一次、第二次世界大戦に従軍した退役軍人であり、同じく妻のパールも時代の波にのまれ、農場以外の世界を知らずに若い時代を自由に過ごすことができなかった哀しい過去を背負ったキャラクターとして描かれている。

「マキシーンとパールを同じ俳優に演じてもらいたいと思っていたけど、本当にそれを演じられる女優がいるかどうか分からず心配だった」と語るタイ・ウェスト監督。クレール・ドゥニ監督の『ハイ・ライフ』、ルカ・グァダニーノ監督の『サスペリア』に出演していたミア・ゴスの演技に惹かれ、この難役に抜擢。若さと老いのあわせ鏡のような両役を熱演し、ミア・ゴスは映画初主演を飾った。

若くて輝かしいヒロインのパールと果たせなかった夢へ後悔の念を持つ老婆パールの関係性を合わせ鏡のように描いた本作だが、「初めて話したときから、彼女は両方を演じられると確信した。彼女は、夢に向かって突き進む情熱と、夢を手に入れることができなかった恐怖や哀しみ、それぞれに共感していたからね」と続ける。

1人の女優によって演じられた2人の女性は、お互いに自分が持っていないものを欲しがり、それを手に入れるためにはなんだってやろうとする。物語が進むにつれ、2人の関係はより親密で、より緊張感のあるものへと変化していく。

老婆を演じるにあたって毎回9時間ほどかけて特殊メイクを施し、ボイストレーニングも行い、時間をかけてパールの不安定な動きを習得していった。そんなミア・ゴスの熱演も必見だ。

また『X エックス』公式サイトでは、鑑賞後の観客に向けてネタバレありの特別解説ページを設けている。タイトル「X」に秘められた意味や本編になにげなく写し込まれた小道具やセットに隠されたとんでもない伏線などが掲載されており、映画を観たあとに答え合わせをしてみるのも楽しいだろう。

『X エックス』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。


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《シネマカフェ編集部》

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