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大きく動き出した恋愛模様にも注目!ABEMAオリジナルドラマ「ANIMALS‐アニマルズ‐」をふり返り

ABEMAオリジナルドラマ「ANIMALS‐アニマルズ‐」では主人公の“ズタボロ女子”こと鹿森海(鈴木愛理)を取り巻く恋愛模様が大きく動き始め、仕事だけでなく恋愛面でもこれから自分自身の殻を破り変化していく海の姿が見られそうだ。

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「ANIMALS‐アニマルズ‐」第2話(C)AbemaTV, Inc.
「ANIMALS‐アニマルズ‐」第2話(C)AbemaTV, Inc. 全 12 枚
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ABEMAオリジナルドラマ「ANIMALS‐アニマルズ‐」では主人公の“ズタボロ女子”こと鹿森海(鈴木愛理)を取り巻く恋愛模様が大きく動き始め、仕事だけでなく恋愛面でも、これから自分自身の殻を破り変化していく海の姿が見られそうだ。

本作が視聴者からの共感を集め、よりリアルに感じられているのは、まずひとつに自分自身を見失っている主人公の社畜ぶりが容赦無く描かれている点にあるだろう。

テレビ番組制作会社のADとして、ブラックな環境下で昼夜問わず仕事に忙殺される前職時代の海。完徹3日の末、生放送の本番中に思わず居眠りをしてしまったことで、ようやくある意味強制的に立ち止まる機会を得る。“このままじゃ嫌だ、変わりたい”という自身の本音や危機感に向き合い、元いた環境から抜け出そうと決意し、行動に移すまでの彼女の心境の変化が詳らかに描写されている。

これまでの自分とは縁遠い対極の世界、最新コスメベンチャー企業「ANIMAL BEAUTY」の門を叩いた瞬間から、海の“なりたい自分になる”ための変身が、“最高の自分に生まれ変わろう”とする大逆転ストーリーが始まった。

あくまで「自分がなりたい自分」というのもまた本作を貫く一つのテーマであり、ミソである。“誰かから求められる自分”や“誰かに望まれる自分”ではなく、“他の誰でもない自分自身がこうありたい姿”を追求する。それは、海だけでなく、「ANIMAL BEAUTY」自体が大切にしている理念でもある。

もちろんその変身は容易いものではなく、一度染み付いた“社畜根性”はなかなか抜けず、自分に落ち込むことも多々ある。それでも、そんな新たな環境下だからこそ、海自身もまだ気づいていない自分の魅力や才能が開花し始め、前職時代に培われたタフさや帳尻合わせ能力の高さが、それを支える展開が見られた。どんなことも自分ごととして捉え、取り組めるのは海の強みであり、社長の榊圭祐(白洲迅)も「人を引き付ける力がある」と評していた。

なんだか“人生に無駄なことも遠回りもない”ということ、そして“人はいつからだって変われるし、遅すぎるなんてことはない”という大切なことを海が身を以て示してくれ、彼女が奮闘する姿に刺激を受けたり励まされたりする視聴者が多いことにも頷ける。

そして、髪を振り乱し、目の下にクマを作りながらも新たな仕事に食らいつこうとする海を見守る2人の男性の存在、それぞれとの関係性もまた見どころである。自分のやるべきことに真っしぐらな海の愚痴を聞き、要所要所で的確なアドバイスをくれるのが、生意気なツンデレ年下カメラマン・長嶺風緒(本田響矢)だ。

2人が仕事の後に立ち寄るラーメン屋での息ピッタリの掛け合いも心地よく、時に憎まれ口を叩いたり喧嘩したりしながらも、気の置けない関係であることがよく伝わってくる。風緒は本人に自覚がなくともかなり初期の頃から海のことを意識していたようだが、海はそんな彼の気持ちには現時点では気づいていないだろう。

そしてもう1人が、誰に対しても分け隔てないマイルドな王子、社長の榊だ。新商品の発売イベントの成功のために、全力疾走して完全燃焼した海の目の下に黒く滲むアイメイクをそっと拭いて「綺麗だよ」という一言で優しく包み込む。(その様子を離れたところからそっと見守り引き返す風緒の背中が切なかった)

海の秘めたる才能に懸けてみたい、信じたいと願う彼女の応援団のような存在でもある。かなりフラットな視点の持ち主で、恋愛には疎いようだが、第4話ラストの風見雛(村上愛花)からの突然のキスと、「(海に)恋してるでしょ?」という指摘によって、何か彼の中でも気づきや変化が見られるのだろうか。

第5話ではこの四角関係が大きく動き出しそうだ。自分のことを後回しにしがちな榊も海も自身の本音に向き合い、勇気を持って一歩踏み出すことができるのだろうか。


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《佳香(かこ)》

テレビっ子兼業ライター・ドラマと映画が心の潤い 佳香(かこ)

出版社勤務を経て、パラレルキャリアでライターに。映画・ドラマを中心に様々な媒体でエンタメ関連のコラムを執筆中。俳優さんの魅力にフォーカスするアクター評が得意。ビジネス媒体やフェムテック関連媒体でのインタビュー&執筆実績もあり。

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