※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

鋭い眼差しの少年と遺言書が紐解く、ある女性の数奇な運命『灼熱の魂』本編冒頭映像

『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の伝説の出世作『灼熱の魂』デジタル・リマスター版より本編冒頭映像が解禁された。また著名人からの絶賛コメントも到着した。

映画 洋画ニュース
注目記事
『灼熱の魂』(C)2010  Incendies inc. (a micro_scope inc. company) - TS Productions sarl.  All rights reserved.
『灼熱の魂』(C)2010 Incendies inc. (a micro_scope inc. company) - TS Productions sarl. All rights reserved. 全 2 枚
拡大写真

『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の伝説の出世作『灼熱の魂』デジタル・リマスター版より本編冒頭映像が解禁された。また著名人からの絶賛コメントも到着した。


>>『灼熱の魂』デジタル・リマスター版あらすじ&キャストはこちら

本作は、『DUNE/デューン 砂の惑星』『ブレードランナー 2049』『メッセージ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が2010年に手掛けた衝撃のヒューマン・ミステリー。第83回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、カナダ版アカデミー賞であるジニー賞で作品賞・監督賞・主演女優賞など8部門独占を果たしたほか、30か国以上の映画祭で上映され高い評価を得た。

この度解禁されたのは、本作の唯一無二の世界観を予感させる本編冒頭映像。中東某国南部の灼熱の土地に建つ、幼い少年だけが集められた孤児院。その地で起こった内戦に関わる武装勢力によって少年たちはそこに立たされ、バリカンで髪を次々に刈られていく。そこには、右足のかかとに3つの点のタトゥーが刻まれた少年がいた。こちらを射抜くようなまなざしがひときわ強い印象を与えるこの少年は、一体誰なのか…?

シーンは変わり、書類に囲まれた事務所で目を閉じ立ち尽くすひとりの中年男性。彼は、本作の主人公である女性ナワル・マルワンの名前が記されたファイルの中からひとつの封筒を取り出す。彼は、ナワルが長く秘書として働いてきた公証人で、彼女から遺言の取り扱いを託されていたのだ。この後、遺された彼女の子どもたちは、信じがたい内容の遺言を告げられることになる。

静寂でありながらも強い印象を残すこのオープニングの孤児院の場面は、原作の戯曲にはない本作オリジナルのシーンで、脚本も手掛けたヴィルヌーヴ監督が、原作者ムアワッド氏に映画化の交渉をするために真っ先に書いた場面だという。この映像で使用されている楽曲は、「レディオヘッド」が2001年に発表した「You And Whose Army?」。監督は、強い怒りと静けさが共存するこの楽曲を使用したいと当初から考えていたそう。

想像を絶する数奇な人生を生きたナワルの物語へと観る者をいざなうこの曲は、劇中の別の重要なシーンでも使用されているので確認してみて欲しい。

また、著名人らがそれぞれの言葉で絶賛のコメントを寄せている。


■『灼熱の魂』への絶賛コメント(順不同/敬称略)

僕にとってのヴィルヌーヴ映画のベストは、この「灼熱の魂」だ。
「メッセージ」「ブレードランナー 2049」「DUNE/デューン 砂の惑星」
とメジャー作品で“魂”を抜かれたヴィルヌーヴ・ファンに告げたい。
カナダ時代に撮られた本作を観て、その“魂”を徹底的に焼かれるべきだ。
この灼熱に耐える事が出来るか。
ヴィルヌーヴの根幹を成す“魂”の種類が見えてくるはずだ。
――小島秀夫(ゲームクリエイター)

体感は経験となり、己の血肉と化す――。
世界的名匠へと成ったヴィルヌーヴの転換点を、劇場で目撃せよ。
きっと、映画の神髄にもう一歩肉薄できる。
――SYO(物書き)

ローカルから世界へ、新しい才能がせり上がってくる時の迫力。
まさに「灼熱」の展開を見せる、ギリシャ悲劇ばりのストーリーテリング。
いまだにドゥニ・ヴィルヌーヴの最高作だと信じる。
――森直人(映画評論家)

殺伐とした荒野を遠くから眺めつつ、
世界の残酷さに打ちのめされた人々の顔を間近で眺めること。
まさにドゥニ・ヴィルヌーヴ的映画世界が、ここにある。
――月永理絵(ライター、編集者)

『灼熱の魂』デジタル・リマスター版は8月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。


メッセージ [Blu-ray]
¥2,190
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
DUNE/デューン 砂の惑星 ブルーレイ&DVDセット (2枚組) [Blu-ray]
¥3,845
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]