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阿部サダヲ&間宮祥太朗&吉田羊出演舞台「ツダマンの世界」キャスト扮装ビジュアル

舞台「ツダマンの世界」より、イラストビジュアルとメインキャストの扮装ビジュアルが公開された。

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COCOON PRODUCTION 2022「ツダマンの世界」
COCOON PRODUCTION 2022「ツダマンの世界」 全 3 枚
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松尾スズキ2年ぶりの新作となる舞台「ツダマンの世界」より、イラストビジュアルとメインキャストの扮装ビジュアルが公開された。

シアターコクーン芸術監督の松尾さんが作・演出を務める今作は、日本の昭和初期から戦後を舞台にした、主人公・ツダマンを取り巻く人々の濃密な愛憎劇。また、作・演出のみならず、劇中に登場するオリジナル楽曲の作曲を手掛けている。

ツダマン役を阿部サダヲが務めるほか、弟子・長谷川葉蔵を間宮祥太朗、物語の語り部となる女中・オシダホキを江口のりこが演じるほか、村杉蝉之介、笠松はる、見上愛、皆川猿時、吉田羊、町田水城、井上尚、青山祥子、中井千聖、八木光太郎、橋本隆佑、河井克夫らが出演。

今回公開されたビジュアルは、阿部さん、間宮さん、吉田さんらが昭和へ時間が巻き戻ったかのような、ノスタルジーに駆られる一枚となっている。またイラストビジュアルは、業火に佇むような登場人物たちが描き加えられた、松尾さん直筆のものとなっている。

「すごく楽しみです」と期待を寄せた阿部さんは、「毎回、新作は緊張するしプレッシャーはあるんです。どんな世界観になるのか、まだ僕らはわかりませんが、おそらくいろいろな新しい挑戦が盛り込まれているのではないかと思います。どうぞ期待していてください」と呼びかける。

間宮さんは「松尾さんの演出に、どんどん乗っかっていくような気持ちで挑んでいきたいと思っています」と意気込み、「とにかく今回の舞台に立った時にどんな景色が観られるか、本当に楽しみで仕方がないですし、とてもワクワクしています。『ツダマンの世界』、みなさま楽しみに待っていてください。舞台でお会いしましょう!」とメッセージ。

吉田さんは「今回の舞台に登場するのは"ドラマティックな人生"に憑りつかれている文士たち。女も愛も憎しみも生も死も悲しみもすべて小説の糧としてしまう彼らは非道でどうしようもないですが、魅力的な俳優さん達が演じられることを想像するとこれがなかなかに憎めないから困ったものです。それに、俳優も似たようなものか、とも。今回私が演じる数さんは、非常に不幸な境遇にある女性です。無学な故にないがしろにされて振り回される人。実は私、松尾さんからいただいたあらすじにあった数の言葉を読んでボロボロと泣いてしまって。あらすじで泣くなんて初めて。思うに、数さんに自分を重ねてしまったのでしょう。今作はドロドロの愛憎劇ではありますが、やはり人間の弱さや痛みに寄り添う、松尾さんらしい優しさが根底に流れる物語です。一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」とコメントしている。


あらすじ


小説家・津田万治(阿部サダヲ)家の女中・オシダホキ(江口のりこ)や、縁ある人々からの視点でふり返る、津田万治=ツダマンの半生。それは、昭和初期から戦後にかけての物語。

生まれてすぐ母と離れ離れになり、義母に育てられた万治。十歳で父が他界すると、育ての母からいびられて何かと反省文を書かされたことが彼ののちの文章力につながっていく。万治の小説家人生はそこから始まった。

地味に小説を書き続ける中、中年にさしかかった頃、ようやく新作が文壇最高峰の月田川賞の候補作に。それを機に、賞の選考委員でもある万治の幼なじみ、大名狂児(皆川猿時)が薦める戦争未亡人の数(吉田羊)と結婚することとなる。だが万治には、神林房枝(笠松はる)という愛人が。また、数との結婚話が進む中、弟子になりたいとやってきたのが、佐賀の豪商の三男坊、長谷川葉蔵(間宮祥太朗)で、常に世話係で番頭の強張一三(村杉蝉之介)の姿もある。

やがて大名に続き、万治のもとにも徴用令状が。戦地へと向かうことで人間関係は微妙に変貌し始め、そこに葉蔵と関係を持とうとする謎の文学少女、兼持栄恵(見上愛)なども現れ、万治と数と葉蔵を取り巻く人間たちの愛憎関係は、さらに複雑に絡み合っていく…。

COCOON PRODUCTION 2022「ツダマンの世界」は11月23日(水・祝)~12月18日(日)Bunkamuraシアターコクーン、12月23日(金)~29日(木)ロームシアター京都メインホールにて上演。

《シネマカフェ編集部》

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