※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

4人の少女の“恋”と“別れ”切り取る『少女は卒業しない』メインビジュアル&予告編

短編映画『カランコエの花』の中川駿監督作『少女は卒業しない』より、メインビジュアルと主題歌入り予告編が解禁された。さらに原作者の朝井リョウから感想コメントが到着した。

映画 邦画ニュース
注目記事
『少女は卒業しない』© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会
『少女は卒業しない』© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会 全 10 枚
拡大写真

短編映画『カランコエの花』の中川駿監督作『少女は卒業しない』より、メインビジュアルと主題歌入り予告編が解禁された。さらに原作者の朝井リョウから感想コメントが到着した。


>>『少女は卒業しない』あらすじ&キャストはこちら

『桐島、部活やめるってよ』『何者』などの直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説を映画化した本作。廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界の全てだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれる。

この度解禁された予告編では「明日取り壊されるこの学校とこの恋にさよならする」というまなみを演じる河合優実のナレーションからはじまり、4人の少女それぞれの卒業の物語が語られていく。

東京への進学が決まっている後藤(小野莉奈)と地元に残る寺田(宇佐卓真)、もうすぐ離れ離れになるというのに微妙な空気が流れ、口も聞けなくなっていた。本当は離れたくなかった…。素直になれないままこのまま卒業を迎えてしまうのか?

クラスに居場所がないまま卒業を迎えようとしている作田(中井友望)。淡い恋心を抱いていた図書室の管理をする坂口先生(藤原季節)に、今日も会いに行く。卒業式を目前にクラスメイトと話をしてみたいと思い始める作田、先生は卒業を前に変わろうとする作田の背中を押す。

軽音楽部の部長・神田(小宮山莉渚)は幼なじみの森崎(佐藤緋美)にひそかに思いを寄せている。森崎が率いるビジュアル系バンドの衣装が紛失し、卒業式ライブができないかもしれないという危機に。そんななか神田にはだれにも知られたくない秘密があった…。卒業ライブ当日、神田は大切にしていたその秘密と向き合うことにする。

まなみ(河合優実)は卒業生代表として答辞を読む。恋人の駿(窪塚愛流)と手作りのお弁当を食べた日々ももうすぐ終わってしまう。「ずっとこのままがいいよな」と言う駿の言葉に「そうだね…」とどこか釈然としない返答をするまなみ。卒業式当日、“卒業生代表・山城まなみ”と呼ばれるがすぐに立ち上がることができない…舞台上に立ったまなみが流す涙の真相とは。

本映像で初解禁となる20歳のシンガーソングライター・みゆなが手掛けた主題歌も、卒業の切なさと卒業後の新しい世界への期待感を感じさせる楽曲で後押しする。この時間がいつまでも続けばいいと願う4人の少女たち。刻一刻と近づいてくる卒業。抗うことのできない別れを受け入れ、それぞれ秘めた想いを形にする彼女たちの、今後のストーリー展開が気になる予告編となっている。

併せて解禁されたメインビジュアルでは卒業式を目前に控えた、まなみ、後藤、神田、作田の4人の少女たちがそれぞれに思いを寄せる相手とのひとときが切り取られている。

桜満開の下、仲睦まじい姿を見せるまなみと恋人の駿。卒業後離れ離れになることが決まっている後藤と寺田、幼なじみの森崎と自転車の二人乗りをしながらの下校途中、どこか嬉しそうな表情の神田。坂口先生の後ろ姿を静かに見つめる作田。“学校”と“恋”から卒業する少女たち、残された2日間にみせる彼女たちの瑞々しい表情が切り取られたビジュアルとなっている。

またこの度、原作者の朝井リョウから鑑賞後コメントも到着。「鑑賞後、心底、このチームに製作していただけてよかった、と思いました。自著が原作の映画をこんなにも褒めてしまうのは、非常に巧みで適切な改変のおかげで、原作者というより一人の観客という距離感で映画に臨めたからです。オリジナルのシーンが尽く素晴らしいこと、この題材でターゲットを選ばない作品に仕上げていただいたこと――沢山の有り難さを噛み締めています」と本作を絶賛している。

【朝井リョウ・コメント全文】
鑑賞後、心底、このチームに製作していただけてよかった、と思いました。良質な映画を観たあとにしか得られないあの独特の幸福感を胸に劇場を出ると、普段は社会人の顔をしている関係者陣が皆同じように目をトロンとさせていたので、だよね、超よかったよね! とタメ口で話しかけそうになりました。自著が原作の映画をこんなにも褒めてしまうのは、非常に巧みで適切な改変のおかげで、原作者というより一人の観客という距離感で映画に臨めたからです。オリジナルのシーンが尽く素晴らしいこと、この題材でターゲットを選ばない作品に仕上げていただいたこと――沢山の有り難さを噛み締めています。この映画から旅立っていくキャストの方々の未来まで、楽しみになりました。

『少女は卒業しない』は2023年2月23日(木・祝)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。


少女は卒業しない (集英社文庫)
¥550
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]