カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の注目コメディ『逆転のトライアングル』よりポスターと予告編が解禁された。
>>『逆転のトライアングル』あらすじ&キャストはこちら
世界三大映画祭の中でもゴージャスでエレガント、世界中のセレブが集まるカンヌ映画祭で上映され、スクリーン上で繰り広げられる想像をはるかに超えた“地獄絵図”っぷりに場内が爆笑の渦に飲まれた本作。そのまま最高賞パルムドールを受賞し、“異色のパルムドール作品”とも囁かれた。

この度解禁された予告編では、男性ファッションモデルの主人公カール(ハリス・ディキンソン)が高級ブランドと庶民派ブランドを演じ分けるシーンから始まる。カールは、恋人で人気インフルエンサーのヤヤ(チャールビ・ディーン)と豪華客船の旅に出るが、そこはロシアの大富豪、英国の武器商人、アル中の船長(ウディ・ハレルソン)、高額チップのためならどんな観客の望みでも叶える客室乗務員など、クセモノの巣窟だった。
さらにある夜、嵐に巻き込まれ船が難破。そのまま海賊に襲われ、彼らは無人島に流れ着く。水も食べ物もSNSもない極限世界でのサバイバル生活が始まるが、そこでヒエラルキーというピラミッドの頂点に君臨したのは、サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃婦アビゲイル(ドリー・デ・レオン)だった…!
大逆転してしまった世界に翻弄される登場人物たちの混乱、混沌、そして残酷なまでに晒される人間の本性が描かれる中、果たして私たちはこの転覆劇を笑い飛ばすことができるのか?
さらに併せて解禁されたポスターは、セレブを乗せた豪華客船が傾きながら炎上し、彼らを襲う災難を予期させるデザイン。「狂った時代を、笑い飛ばせ。」のキャッチコピーは、時代の闇をユーモアをもって斬りまくるオストルンド監督らしい一言だろう。キラキラ輝くゴールドの液体が散りばめられている意味は、映画を観れば分かるかも…?

一部のファンから熱烈に公開が待たれる本作。2部門で見事ノミネートを果たしている第80回ゴールデングローブ賞はじめ、今後の賞レースの行方も気になるところ。続報にも注目したい。
『逆転のトライアングル』は2023年2月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。
¥12,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)