ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『トリとロキタ』より本予告が解禁された。さらに監督の来日が決定し、2月28日(火)にプレミアイベントが開催されることが分かった。
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本作は、2度のパルムドール受賞をはじめ、世界中で100賞以上もの映画賞を受賞しているベルギーの名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作。
この度解禁された本予告では、アフリカからベルギーへ流れ着いた少年トリと少女ロキタの偽姉弟のゆるぎない友情と、それを断ち切ろうとする冷たい世界が描き出されている。
映像はロキタがトリの学校の終わりを待ち「会いたくなった」とじゃれ合う様子や仲睦まじく歌うシーンから始まる。しかし、そんな明るい様子から事態は一転、トリは「どうして(ロキタの)ビザがおりないの?」と面接官に尋ねるが「力になれない」と突き放されてしまう。
祖国にいる家族への仕送りのため、ビザを取得し正規雇用に就くことを望むロキタだが、現在はトリとともに麻薬の運び屋をすることで生計を立てており、警察に目をつけられるなど常に危険と隣り合わせの暮らしをしている。「ビザさえあれば働けるのに、どうしておりないの」とロキタが嘆くと「僕らが邪魔だから」とトリが答える。
そしてある日、ロキタは密航を斡旋した仲介業者に稼いだ金を奪われる。一刻も早くビザを手に入れようと、ロキタは運び屋よりもさらに危険な仕事に手を出してしまう。目隠しをされて連れてこられたのは暗くて怪しい倉庫のような場所。果たしてロキタは何をすることになるのか?
そして精神的に不安定なロキタを支えるため傍にずっといたトリは、命の危険を顧みずにロキタの元へと向かう。「ぼくが守る」とロキタの手を握るトリ。再会した2人に生き抜く道はあるのか…。
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さらに、ダルデンヌ兄弟の来日が決定。前作『その手に触れるまで』公開の2020年に来日予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大により中止となってしまっていた。ダルデンヌ兄弟の来日は実に6年ぶり。2月28日(火)には都内で行われるジャパンプレミアに監督の登壇も決定。監督にQ&Aで質問できるとても貴重なイベントとなる。また、2017年に行った「#おしえてダルデンヌ」の企画も再び開催。公式Twitter、Facebookからぜひご参加してみてほしい。
『トリとロキタ』は3月31日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。