ドラマ10「大奥」第9話が3月7日放送。吉宗が家重を抱きしめるラストに号泣する視聴者が続出。家重を演じた三浦透子にも「家重の解像度に言葉を失った」「期待を軽々飛び越えてもうひたすら凄まじかった」など賞賛の声が上がっている。
よしながふみの男女逆転パラレル江戸時代を舞台にした同名原作をドラマ化する本作。3代将軍・徳川家光の時代に“若い男子にのみ”感染し“数日で死に至る”「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」が蔓延、男子の人口が女子の1/4まで激減したことで、それまで男子が担っていた労働を女子が担い、希少な種馬として育てられるようになった江戸時代を舞台にした物語が展開する。
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国が滅ぶのを防ごうと赤面疱瘡対策に本腰を入れる8代将軍・徳川吉宗を冨永愛が演じ、吉宗の命を受け赤面疱瘡に効く薬を探す水野祐之進に中島裕翔。吉宗の幼馴染で共に同じ道を歩んできた加納久通に貫地谷しほり。
吉宗の側近として経済政策などでその有能さを発揮する大岡忠相にMEGUMI。赤面疱瘡の治療のため全力を尽くす医者の小川笙船に片桐はいり。水野が打ち首になったと思っている杉下には風間俊介。吉宗の娘・徳川家重には三浦透子。家重の小姓・龍に當真あみ。7代将軍・家継の代から大奥総取締を務める藤波に片岡愛之助といったキャストが出演。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
吉宗は水野から猿の肝が赤面疱瘡に効くのではないかという報告を受ける。そして江戸で再び赤面疱瘡が発生、早速猿の肝が試されるが、最初は効いているかのように見えたものの、結局効果はなかった。責任を感じた水野は自分を手打ちにしてくれと吉宗に頼むが、「今さらそなたを手打ちになどしたくない」と断られる。そんな吉宗に笙船は赤面疱瘡に罹った患者の遺体を解剖したいと願い出、水野も外国の薬を研究したいと願い出る。この要望を受け吉宗は異国の書物の受け入れを解禁、男に限り蘭学を学ぶことを許す。
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一方、吉宗は世継ぎを誰にするかにも悩んでいた。長女の家重は身体や言葉が不自由ゆえの苛立ちから周囲を困らせることが多かった。家重の小姓となった龍はある日、家重の将棋の相手をして彼女が非常に聡明であることを見抜く…というのが今回のおはなし。
家重が非常に優秀であることが吉宗の耳に入るが、粗相をしたことでひどく落ち込んだ家重は“自分は死んだほうがいい”とまで漏らすように。龍は吉宗に「上様から一言、お言葉をおかけください」と直訴する。吉宗は家重のもとを訪ね「己の無力と向き合わされ、投げ出すことも許されず、時として世の恨みまでかう」と将軍職の辛さを語った上で「耐えられるか? 家重。それでも人の役に立ちたいと思えるか」と問いかける。
その言葉に自分はいくじなしだが「そんな私にもできますか? 誰かの役に立つことが…」と涙を浮かべる家重。吉宗は家重を優しく抱きしめ「後を頼めるか、家重」と将軍職を託す…。
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このラストに「もらい泣きなのかなんなのかわかんないけどダバダバに泣いてる」「家重の思いにもグッときて、母娘の抱擁にもグッときて。何か今日はずっとグッときてたわ」「今日の大奥は泣いてしまった...親子、中でも母と子の繋がりに弱いのよ...」「なんか今までも名シーン沢山あったけど1番感動してしまった……」などの声が殺到。
また家重を演じた三浦さんにも「三浦透子ちゃんすごい人だ…難役でしたが見事に演じてましたね」「家重の解像度に言葉を失った」「家重、すごくない?三浦透子、すごくない?」「期待を軽々飛び越えてもうひたすら凄まじかった」などの感想が続出している。
【第10話あらすじ】
吉宗は大岡忠相からの手紙と村瀬の死と同時に行方の分からなくなっていた没日録を受け取る。戻ってきた没日録を読んだ吉宗は、これまで隠されていた衝撃の事実を知る。その後、吉宗は将軍の座を家重に引き継ぎ、後世へと希望を託すのであった…。
ドラマ10「大奥」は毎週火曜22時~NHK総合ほかで放送中。