ドラマ版から引き続き広瀬すず、櫻井翔、江口洋介らが出演する『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』が現在公開中。この度、究極のミステリーが生まれた経緯が明かされる、入江悠監督と脚本・秦建日子のコメントが到着した。
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本作は、ドラマ最終話から2年後の物語。上映時間99分の全てに謎を散りばめたのは、ミステリーの名手である入江悠監督×脚本家・秦建日子。キャストも「難しい・・・」、「全然分からなかった」、「一度じゃ理解できないかも」とコメントを漏らしてしまうほどの完成度となっており、人が仕掛ける難解な映像トリックと複雑に構成されたストーリーが、如何に洗練されたものに仕上がっているのかが伺える。
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「思いっきり振り切った難解なミステリーに挑戦しました」とコメントする入江監督は、最初に脚本を読んだ印象を「いい意味で思っていたものと全然違いました(笑)」とふり返る。
「ただ秦さんの脚本がすごいなと思ったのは、確かに文字面だけだと混乱することもあるんですが、映像になった時にそのままドライブしていける、没入していけるところです。これまでたくさんの映像作品を手掛けていらっしゃるから、すべて計算されていたんだろうなと思いました」と言い、緻密に練られた構成がもたらす圧倒的な没入感に驚いたそう。
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秦さんは、ドラマシリーズの雰囲気を残しつつ、全く新しい『劇場版ネメシス』を意識したそうで、「検証サイトみたいなものがたくさんできるような映画にしたいなという想いがあったので、めちゃくちゃではないけれど、すごく親切なわけでもないという映画のほうが僕が観客の場合も楽しいなと。1から10まで手取り足取り説明してあげるものじゃない作品を目指しました」と究極のミステリーが誕生した舞台裏を明かした。
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そんな両者の狙い通り、本作は1度観ただけでは“黄金螺旋の謎”の真相を看破することは極めて困難。しかし、リピート鑑賞することで、スクリーンの隅々まで散りばめられた真相解明の糸口を見つけることができるかもしれない。
『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』は全国にて公開中。