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“見たかった”坂口健太郎の『サイド バイ サイド』&2クール連続ドラマ主演までの軌跡

坂口健太郎は、どんな役が似合うだろう? 最新主演映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』では柔和で温かく、親しみやすく、それでいて、いまにも消えてしまいそうに儚い神秘的な雰囲気を醸し出す青年を演じており、ファンが“見たかった坂口健太郎”といわれている。

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坂口健太郎/photo:Maho Korogi
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坂口健太郎は、どんな役が似合うだろう? 偏屈で理屈っぽく自己完結しがちな医師。正義感にあふれ真相を追い続ける刑事。クールでつかみどころのないモテ男。もしくは本音を見せない潔癖症のサラリーマン…。

どんな役柄であっても、その仕草や繊細な表情、視線につい引き込まれてしまうが、最新主演映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』では柔和で温かく、親しみやすく、それでいて、いまにも消えてしまいそうに儚い神秘的な雰囲気を醸し出す青年を演じており、ファンが“見たかった坂口健太郎”といわれている。

また、この4月からは日本テレビ系の土曜ドラマ、7月からは同・日曜ドラマと2クール連続でドラマ主演を務めることが決定しており、“見たかったさまざまな坂口健太郎”に出会えそうだ。


坂口健太郎だけが醸す、柔らかさと儚さ


『サイド バイ サイド』=隣同士で/一緒に、というタイトルの本作では、愛する恋人とその娘と猫と、穏やかで愛らしい生活を送る主人公・未山を演じている。美術・装飾スタッフ出身の伊藤ちひろ監督がオリジナル脚本を書き下ろした本作は、部屋の空間や陽光などに伊藤監督の感性が宿る映像世界が坂口さんの醸す空気感にマッチ。

そこに存在しない“誰かの想い”が見える、不思議な力を持ち、傷ついた人を癒すという青年を十分な説得力を持って演じ、いつまでも記憶にとどまり続ける残像を放っている。

また、未山と生活を共にしている看護師の恋人・詩織役の市川実日子、その娘・美々(みみ)役の磯村アメリとの、実際に長い時間を過ごしてきたような自然体の暮らしぶりもSNSで反響を呼んでいるという。坂口さんの新たな代表作の誕生だ。

『サイド バイ サイド 隣にいる人』は全国にて公開中。


どんな坂口健太郎も最高峰


坂口さんは「MEN'S NON-NO」モデルとして芸能界入り、2014年公開の映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』で俳優デビューした坂口さん。2015年、是枝裕和監督の映画『海街diary』や、桐谷美玲&山崎賢人共演の『ヒロイン失格』で“あの若手俳優は何者?”と注目を集めてから早8年。

その後、『俺物語!!』(16)や『君と100回目の恋』、『ナラタージュ』(いずれも17)ほか、ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「コウノドリ」「重版出来!」などで瞬く間に人気俳優の仲間入り。医師や弁護士に、『今夜、ロマンス劇場で』のピュアな映画青年から「東京タラレバ娘」の毒舌のモデルまでもこなす。

『今夜、ロマンス劇場で』

映画化もされた韓国ドラマのリメイク「シグナル 長期未解決事件捜査班」では、スペシャルドラマ版が「ソウルドラマアワード2021」(SDA)インターナショナル・ドラマ・オブ・ザ・イヤー(非競争部門)を受賞、坂口さん自身も「アジアスター賞」を受賞した。

連続ドラマから主題歌を担当している「BTS」とも交流があり、HYBE JAPANからデビューしたグローバルグループ「&TEAM」のMVに出演した際にはトレンド入り。年末恒例のK-POP界最大級の授賞式「2022 MAMA AWARDS」にもプレゼンターとして登場しており、坂口さんの韓国での活躍を待っているファンも多いかもしれない。


「俺たちの菅波」と「俺たちの泰時」


NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」では、ヒロイン・永浦百音(モネ/清原果耶)が出会う若手医師・菅波光太朗役に。東京の大学病院に籍を置きながら、1週おきに登米の診療所にやってくる菅波は、上京していたモネと東京のコインランドリーで再会する。人口1300万人もの東京で運命的な再会をしたにもかかわらず、菅波の(可愛げのある)理屈っぽさは相変わらず。

でも、モネにとってはよき理解者でありパートナーとなり、けっして器用とはいえない恋愛模様で注目と応援を集め、「#俺たちの菅波」というハッシュタグでSNSを賑わせた。

そして、昨年話題となった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では初の時代劇に挑戦。北条義時(小栗旬)の息子で、第三代執権にして日本史上屈指の名宰相・北条泰時役を好演。誠実で真面目、要所要所で有能ぶりを発揮して実朝(柿澤勇人)らを助け、実朝との関係性も含めて今度は「#俺たちの泰時」として支持された。

さらには、2作の映画でも挑戦を見せた。藤井道人監督『余命10年』では、出演作ながら自分でも驚くほど「めちゃくちゃ泣いちゃって」とシネマカフェのインタビューで語った坂口さん。確かに、これほどまでに感情が表出した役柄はおそらく初めてだろう。

移りゆく四季の場面が重要なため、約1年かけて撮影された本作は「長い期間をちゃんと使って、和人のこと、茉莉ちゃん(小松菜奈)のことを頭の中に置いてできた」と話すように、坂口さんにとってターニングポイントとなったはず。

『余命10年』

一転、岡田准一主演映画『ヘルドッグス』では、「世間の坂口健太郎のイメージとはガラッと違う役」に。死刑囚の息子として育ち、暴力団メンバーの中でも残虐性をはらんだサイコパス・室岡秀喜役で新境地を切り開いたばかり。


元医師と刑事役で、2クール連続ドラマ主演


日本テレビ系4月期の土曜ドラマ、7月期の日曜ドラマ(読売テレビ制作)という2作品にて、2クール連続で主演を務めることに。クランクイン前のインタビューで「すごく大変そうだなとも思いつつ、2つの作品が両方ともとっても魅力的だったので、どちらも演じたいと思いました」と話した坂口さん。

いずれも「それぞれに抱えているものが違う」という複雑な背景を持つ役どころらしく、「Dr.チョコレート」では天才的なオペスキルを持つ少女とタッグを組み、ワケあり患者の命を救いながら、少女の両親を殺した犯人を探していく。

「(演じる)Teacherは、事件をきっかけに闇のようなものや大きな悪意に触れたことで、冷たく見えるときもあります。でも、唯とふたりでいる時は、ちょっとぶっきらぼうに見えながらも10歳の唯のお兄ちゃん感が垣間見える一瞬もあったりと、もともと持っているもの、心は温かい人なのではないかと思っています」と、多面的なキャラクターであることを語っている。今度は一体、どんな姿を見せてくれるのか要注目。

なお、MV出演の縁がある「&TEAM」が今作の主題歌を担当することも決定。「&TEAM」は「Debut EPタイトル曲『Under the skin』のMVに出演してくださった坂口健太郎さんと再びご一緒できることがとても嬉しい」と語り、坂口さんも主題歌となる「&TEAM」初のバラード曲「Blind Love」について、「笑顔でいながらも色々な葛藤を抱えて生きている、そんな登場人物が多いこのドラマの中に手を差し伸べてくれる、素敵な楽曲」とコメントを寄せている。

■1話あらすじ
2年前、突如としてシンガポールに現れた天才外科医「Dr.チョコレート」。どんなに難しい手術でも、相手が誰であれ必ず成功させる。ただし、メスを執る条件は3つ。現金1億円と、秘密保持契約書へのサイン、そして相応のチョコレートを用意すること。うわさでは、Dr.チョコレートの右手は義手であるらしい…。

野田哲也(坂口健太郎)は、親子ほど年の離れた寺島唯(白山乃愛)と一緒にシンガポールから日本へ向かう機上で、面倒に巻き込まれてしまう。機長が突然意識を失ったため、ドクターコールがかかったが、「他にも医者はいるだろ?」野田は寝たフリをしてやり過ごそうとするが、唯に促されて渋々席を立つことに…。

「Dr.チョコレート」は4月22日より毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送。


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《シネマカフェ編集部》

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