「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の一般公開に先駆けて、ホグワーツ魔法魔術学校の象徴的な「大広間」のセットが今回初公開された。
大広間をはじめ、ダイアゴン横丁、禁じられた森をはじめとする映画のセットにファンを誘い、映画製作の裏側を学びながら魔法動物に遭遇したり、豪華な衣装を目にしたりすることができる同施設。
今回お披露目された大広間は、10年間にわたる撮影を通して、祝宴の数々やクリスマス・ダンスパーティ、魔法対決など、数々のシーンの舞台になった。
設計するにあたり、美術監督のスチュアート・クレイグは、伝統的な英国建築の影響を取り入れ、石畳の床や細長い窓、木製の羽目板の壁は、英国オックスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジからインスピレーションを得ている。
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実在の建物からの影響を受けながらも、たくさんのキャンドルが宙に浮かぶ天井をはじめとする様々な魔法が。撮影時には本物の炎を使用したが、キャンドルをつったワイヤーの1本に火がついたため、視覚効果に置き換えられた。
また、『ハリー・ポッターと賢者の石』の祝宴では、調理されたばかりのリアルな食事が用意されたが、いやな臭いを避けるために、1日に最低2回は肉を取り替える必要があったが、2作目以降はフードサンプルに変更となった。
そんなセットは、英国でオリジナルの映画製作者たちによって丹念に作られたあと、東京の新たな施設に慎重に輸送された。
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今回公開時には、ハリー、ロン、ハーマイオニーがホグワーツ魔法魔術学校に入学した11歳という年齢にちなみ、11歳の子どもたちを招待し、大広間をいち早く体験。
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入学したハリーや友人たちが初めて一堂に会し、組分けされ、魔法学校の新入生として新たな生活を始めることになったこの大広間。体験会では、インタラクターと呼ばれる案内役が、実際のスタジオツアーの体験と同じように案内し、セットの知識や魅力、映画製作時の裏側について解説した。
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「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は6月16日(金)オープン。