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ポール・メスカルの繊細な表現力が光る『aftersun/アフターサン』新場面写真

A24注目の新星シャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作『aftersun/アフターサン』より新場面写真が解禁された。

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『aftersun/アフターサン』© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022
『aftersun/アフターサン』© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022 全 3 枚
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A24注目の新星シャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作『aftersun/アフターサン』より新場面写真が解禁された。


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2022年カンヌ国際映画祭・批評家週間での上映を皮切りに評判を呼び、A24が北米配給権を獲得したことでも話題の本作。11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴っていく。

この度解禁されたのは、若くして父親になったカラムを演じたポール・メスカルをとらえた新場面写真。

ポール・メスカルはアイルランド出身の現在27歳。元々はアイルランド発祥のスポーツ・ゲーリックフットボールで活躍する選手だったが、怪我を理由に引退。その後国立演劇学校で演技を学ぶと、その才能が一気に開花し、卒業直後にはダブリンの名門ゲート劇場で「グレート・ギャツビー」の主演に抜擢される。

さらに、2020年4月に放送が始まった、アイルランドの田舎町を舞台にあるカップルの数年間を描いた青春ドラマ「ノーマル・ピープル」で、主人公カップルの青年を演じ一躍脚光を浴びることとなる。この作品で数々の賞に輝くと、その勢いはとどまることを知らず、先月は舞台「欲望という名の電車」で、映画版のマーロン・ブランドと同じスタンリー役を務めローレンス・オリヴィエ賞を受賞した。

彼にとって長編映画2本目となる『aftersun/アフターサン』では、娘への深い愛情をみせる一方で、自身の問題に苦悩する若い父親を演じ、その繊細な演技が認められ、発表当時弱冠26歳にして米国アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされるという快挙を成し遂げた。

本作のメガホンを取ったシャーロット・ウェルズ監督は、彼から送られてきたオーディションビデオがキャスティングのきっかけだったと明かす。そこには劇中で使用されている名曲、ブラーの「テンダー」にあわせてタバコをふかしながら踊っている姿が収められていたといい、カラム役に対する彼の熱意に触れ、「彼なら真のコラボレーターになってくれるに違いないと確信した」とふり返る。

この度解禁された2枚の場面写真には、まさにポール・メスカルが演じ分けたソフィの若き父・カラムの陰と陽の部分が垣間見える。20年前のトルコのリゾート地。娘と一緒にビーチで過ごす表情には、穏やかな愛情や包容力を感じるが、一方、一人で訪れた絨毯店での床に向けられた物憂げな眼差しには彼の抱える苦悩が滲む。

繊細な表現力が光り見事に監督の期待に応えたメスカルだが、公開待機作でも注目作が控えている。中でも一番の目玉となるのは巨匠リドリー・スコット監督による『Gladiator 2(原題)』だろう。前作でホアキン・フェニックスが演じたコモドゥスの甥、シリウス役に抜擢されている。

今後の動向から目が離せないニュースター、ポール・メスカル。本作で高い評価を得た彼の熱演に注目だ。

『aftersun/アフターサン』は5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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